大塚宏 | 遊刊エディスト：松岡正剛、編集工学、イシス編集学校に関するニューメディア

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大塚宏

おおつか　ひろし

編集的先達：糸川英夫。元校長から地域まちづくりの推進者、そして師範代へ。フリープランナーとして活動する一方、地口と俳句の日々の自己鍛錬で言語編集力を磨き続けている。地元・横浜でのエディットツアーも推進中。

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【三冊筋プレス】おとなをまとった子どもたち（大塚宏）

2020/11/28（土）10:31

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【イシスで学んだ人たち：井上麻矢さん（劇団こまつ座代表）】
イシス編集学校では2000年の開校以来、職業も属性も多様な方々が編集工学を学んできています。

劇団こまつ座の代表で、作家・劇作家の井上ひさしさんを父にもつ井上麻矢さんもそのひとりです。

井上さんは、校長・松岡正剛と親交も深く、 [守]講座も受講。常にトップ回答で修了されました。受講にあたり、父・ひさしさんから「松岡さんがやっている学校だからしっかり学びなさい」と背中を押されたといいます。

井上さんが代表をつとめる「劇団こまつ座」では、4月6日（土）から29日（月・祝）まで、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにてこまつ座第149回公演『夢の泪』を上演しています。東京裁判という硬質なテーマを笑いと音楽に乗せて編集した作品です。

校長松岡は、井上ひさしさんは「自分が死んで新作がつくれなくなっても、これまでの作品が上演されていればいくらでも新作に匹敵する感動がつくれると確信していたこと」に脱帽したといいます。劇団こまつ座の舞台に触れることで、様式の伝習と伝承を体感できるでしょう。

なお、本公演について、井上さんの計らいで、イシス編集学校を受講されたことのある方へご優待いただけることとなりました。詳細はこちらの記事をご覧ください。
https://edist.ne.jp/just/komatsuza_yumenonamida/

【公演情報】こまつ座　第149回公演　『夢の泪』井上ひさし生誕90年第一弾
◯日程：4月6日（土）- 4月29日（月・祝）
◯会場：紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
◯作：井上ひさし
◯演出：栗山民也
◯出演：
ラサール石井　秋山菜津子　瀬戸さおり　久保酎吉　粕谷吉洋
板垣桃子　　藤谷理子　前田旺志郎　土屋佑壱　朴勝哲

ISIS FESTA SP「情報の歴史21を読む」第12

ISIS FESTA SP「情報の歴史21を読む」第12弾安田登編】2024年4月12日

安田登さん（下掛宝生流能楽師）を迎え「コトバ」について『情報の歴史21』を巡りました。
まずは安田登さんの朗読と琵琶奏者かすみさんの演奏で夏目漱石の『夢十夜』第三夜から始まり、コトバを聴覚で体感。それから楔形文字から甲骨文字まで、解読・音読・共読しました。

コトバを巡り「新しい言語を作る時期に来ている」と提示した安田さん。校長松岡正剛も講義を受け「こんな貴重な人は日本にあまりいない」と絶賛。時空を超えたコトバの世界に会場は高揚感に満ち満ちていました。

次回、第13弾は5月12日（日）に開催します。ポップカルチャー研究者の佐藤良明さんをお迎えし、アメリカ1950年代〜60年代のポピュラー音楽、とりわけロックの誕生（と爆発的浸透）を読んでいきます。詳細はプロフィールリンク「遊刊エディスト」の[ただいま募集中！]でご確認ください。

写真：宮坂由香（倶楽部撮家）

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ISIS FESTA SP「情報の歴史21を読む」第11

ISIS FESTA SP「情報の歴史21を読む」第11弾片山杜秀編】2024年3月19日

片山杜秀さん（政治思想史研究者・音楽評論家）をゲスト講師にお迎えし「『情報の歴史21』を読む」を開催しました。
今回は「音楽」をテーマに、20世紀日本の音楽シーンをゴジラの作曲でお馴染みの伊福部昭を軸に『情報の歴史21』を横断的に巡りました。熱情的な片山さんの語りに、当時の音楽も時折流れ、会場は20世紀日本の空気に包まれたのでした。

次回は、4月12日（金）19:30〜　安田登さん（下掛宝生流能楽師）を迎え「コトバ」について『情報の歴史21』を逍遥します。安田登さんによる朗読と琵琶奏者かすみさんの演奏も予定しています。
リアル参加は定員満席につき、オンラインのみ受付中です。詳細は遊刊エディスト（プロフのリンクからアクセスください）の[ただいま募集中]にてご確認ください。

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【多読ジム Season18 エディション読み】
3月からスタートした今季の多読ジムでは、以下のラインナップで"読筋"を鍛えています。

＜１＞ブッククエスト　：本屋さんの本
＜２＞エディション読み：『資本主義問題』
＜３＞三冊筋プレス　　：評伝３冊

エディション読みでは、千夜千冊エディション#21『資本主義問題』を読みます。
「資本主義の船から降りられるのか」、この大きな問いに切り込んでいきます。

photo: Yukari Goto

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【一人一撮 edit gallery 第3弾 #006,007】

【一人一撮 edit gallery 第3弾 #006,007】

1枚目「観音さまの手のひらで」大澤正樹
2枚目「地蔵と共に見つめる先の慈悲」畑本浩伸

[寸評]こちらの２枚はあわせて見てみましょう。どちらも縦位置で石仏との２ショット。一見同じようなアプローチに思えますが、観音様の手のひらに添えられると『仏教の源流』が経典のように見えますし、お地蔵様の側で屹立させると衆生を見守るありがたい偶像のようにも見えます。２枚並べてこそ、その違いを楽しめるお二人の競作（？）。次はどのような場所でどんなふうにエディションを撮影されるのか、大澤さん＆畑本さんの作品に今後も注目したいです。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第3弾 #005】

「椿の理」
写真：北條玲子

[寸評]野に咲く花を捉えた渡會さんに対し、北條さんは吊るし雛の椿とあわせました。意外と『仏教の源流』は花と相性がいいのかもしれません。主題を引き立てるべく背景を漆黒にされたところに北條さんの美意識を感じました。ライティングの蝋燭に効果がなかったようですが黒が強すぎたのかもしれません。椿には影が差して立体的になっていますが、本の影は下地の黒に吸収されているので本がフラットになってしまったよう。いっそのこと蝋燭を写真に入れるか、背景を淡い色にしてみると蝋燭の効果が出るでしょう。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第3弾 #004】

「阿弥陀如来もいっぱい」
写真：重廣竜之

[寸評]ご実家の仏壇で撮影された重廣さんの作品。そっか、そうだよな。こうゆう直球アプローチもあるな、潔いなと思いました。一方で本の位置や周りの情報の多さから本が添え物になっている印象もあります。「いかにも！」というところで撮る場合にはさらに高度な編集と狙いを持ってチャレンジしてみて。参考として『土門拳の古寺巡礼』がオススメです。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第3弾 #003】

「やわらかな光を求めて」
写真：松井路代

[寸評]毎回試行錯誤して臨まれる松井さん。今回も思い切りの良いチャレンジです。読衆との共読から「光」と「空」に《注意のカーソル》を当てた作品です。このお写真において、本の置かれたところを真っ直ぐな水平ではなく、やや均衡を崩して切り取ることで緊張感を与えているところがミソでしょう。本自体が後光を放つ仏様のようでもあり、影がお釈迦さまの手のひらのようにも見えます。光だけで演出をする心意気に拍手です。（倶楽部撮家後藤由加里）

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