イシス女神の帯結び 感門之盟

09/12(木)15:00
img

 松岡正剛校長が壇上から八田律師を呼んだ。こっくりした鼠色の着物を纏った八田律師が、第70回感門之盟の最後を締めくくる言葉を携え、ゆっくりとステージに上がる。


 空海から庵野秀明にいたる綺羅星のエディストたちが領域を横断して駆け抜けていった校長校話。その軌跡を辿りながら、律師が贈った熱いメッセージ、それは「アウトプットせよ」。


 くるりと背中を向けた八田律師が見返り美人のように微笑む。「この帯の柄は、女神イシスです」。会場から感嘆の声が漏れる。編集学校を見守る金色の再生の神が、キラリと光を放った。

 

 自分を、そして世界を蘇らせること。女神イシスの物語のように、愛と切実をもって命を吹き込むエディット。一人ひとりが「伝える」エディストとなり、足を止めることなくインタースコアし続け、シナジーを発揮して日々の場を動かしていってほしい。

 

 八田律師の切なる想いが、門に集うメンバーの心にこだました。

 

この帯の柄は、女神イシスです

松岡校長と言葉を交わす八田律師


  • 丸洋子

    編集的先達:ゲオルク・ジンメル。鳥たちの水浴びの音で目覚める。午後にはお庭で英国紅茶と手焼きのクッキー。その品の良さから、誰もが丸さんの子どもになりたいという憧れの存在。主婦のかたわら、翻訳も手がける。

  • 編集用語辞典 03 [先達文庫]

    明け方、朝顔の蕾が開く。極薄の花弁の深い青は、日の光を浴びて夕暮れの空のうつろいのように徐々に紫がかった色へと変化していく。京橋で古美術を商う高校時代の友人から初夏に届いた朝顔のたねは、白洲正子から川瀬敏郎を経て、坂村 […]

  • 多読ほんほん2013 冊師◎丸洋子

    今夏開幕を予定していたオリンピックの東京開催決定に沸いたのが、2013年でした。客なる神を迎える「おもてなし」をキーワードに日本文化を語ったスピーチが話題となりましたが、この年、私は原田淳子師範代(当時)のカステラシア […]

  • 編集用語辞典 02 [同朋衆]

    6月。田んぼの水がてらてらと光る。棚田の一つひとつに映り込む月を表す「田毎の月」は、うつろいとおもかげを宿す言葉だ。松岡校長の近著『日本文化の核心』では、田の神と共にあった稲作のプロセスを巡る生活文化に、日本のおおもと […]

  • 編集用語辞典 01 [編集稽古]

    雨が降りしきるなか、京都の伝統行事、五山送り火のライブで松岡正剛校長と共演したのが、樹木希林だった。彼女の遺作となった『日日是好日』では、黒木華の演じる女子学生が、お茶の先生役の樹木希林のもとに通う。「音をたてて飲むの […]

  • 「殺傷ではありませんよ」 大音美弥子の新ロール

    「動機は婚活でもいいんですよ」 13離の感門之盟の壇上で、大音美弥子師範のハスキーボイスが、歌うように「多読ジム」を語る。いよいよ来春1月13日にスタートする「読筋」を鍛える多読ジム。一般的な読書の概念を大きく覆す独特の […]