「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

2000年に産声をあげたネットの学校[イシス編集学校]は、2020年6月1日に20周年を迎えた。現在開講中の第45期の師範代まで、1期ずつ数珠つなぎにしながら、20年のクロニクルを紹介する。
時の首相は小泉純一郎。海外を見れば、イラク情勢をめぐる緊迫の連続。そんなころ、イシス編集学校では、第6期[守]が始まりました。当時エディターをされていた立岡師範代の教室では、回答のツリーがどこよりも大きく育っていたことが思い出されます。学衆たちからの回答が、つながる、つらなる!「Q力発伝」という教室名のごとく、情熱の指南が届き、応答がどこまでも繰り返され、発電ならぬ発伝の連鎖。確かな指南の腕前から、花伝所のカリキュラムづくりではよく相談させていただきました。熱烈師範代が、教室全体をどう見ながらマネージするのか?今でも、「キーメンバーを生かす」という方法が、師範代マニュアルのなかに、刻まれています。
… 2003年07月09日
◎生物には、キリがないほど謎が多い
… 2003年06月24日
〇16~17世紀前半のヨーロッパにみる差別・マイノリティ・ジェンダー問題
… 2003年01月16日
>師範代これからメッセージ>
常に『揺れている』ことこそが、編集思考の醍醐味だと思います。
今ある状況を常に揺らし続け、まだ誰も見たことのない世界を切り拓いていってください。
Q力発伝教室 立岡 茂
Designed by 穂積晴明
【図版引用】
・Sudbury Neutrino Observatory from Wikipedia CC4.0
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Sudbury_Neutrino_Observatory.detector_outside.jpg
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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第88回感門之盟「遊撃ブックウェア」(2025年9月6日)が終了した。当日に公開された関連記事の総覧をお送りする。 なお、今回から、各講座の師範陣及びJUSTライターによる「感門エディストチーム」が始動。多 […]
6月9日に開講した「多読ジムClassic25夏」も、夏らしい熱気をまといながら、無事に幕を下ろしました。 タドクラの本を読む筋肉=読筋(どくきん)を鍛える3つの読相術トレーニングは、なかなかにハード。すべ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 早いもので、9月を迎えます。今月は、多読アレゴリアの秋シーズン開講もあれば、コース修了を祝う感門之盟や、多読ス […]
田中優子の酒上夕書斎|第四夕『童謡画集』川上四郎(2025年8月26日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
コメント
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2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。