結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。

44[守]を抜群の韋駄天っぷりで駆け抜けたドクター・カーソル教室師範代の華岡晃生。感門之盟では、[守]のメインイベントである感門表授与トップバッターに抜擢された。
実はこれまで縁のなかった一番手。新しい自分に背筋が伸びた。奮発してジャケットや靴を買いそろえ、学衆へのお土産も嬉々として用意した。が、当日本楼の壇上に華岡の姿はなかった。新型コロナウィルスの影響で、研修先の沖縄からのオンライン参加に泣く泣く切り替えたのだ。
漫画喫茶の個室が華岡の舞台となった。壁には「44守Dr.カーソル教室卒門おめでとう」と手書きの紙を貼った。期中に3度の汁講を開催するほどリアル好きの華岡らしい。少しでも本楼と地続きになりたい気持ちが画面から滲み出た。
今、その無念を慰め合うのは、沖縄の浜辺で探し集めた石たちだ。学衆ひとりひとりのらしさを見立てた。
教室を開講当初から牽引しつづけた安藤信一郎さん(通称:隊長)に贈るのは、華岡がひと手間かけて割った石だ。
その心は「一見ぶっきら棒で無骨だが、なかは整然とした層が重なりキラキラと光っている」。見事に隊長の4ヶ月の稽古模様を編集してみせた。
卒門証とともに手渡すはずだった石たちは、華岡のつのる念い(おもい)を一心に受けて、来るべき日のとびきりの贈り物になるだろう。
山根尚子
編集的先達:内田樹。身体も言葉も笑顔もひたすら柔らかいヨガ講師。あらゆることを生き生きとした情報ととらえ、むっちゃ楽しそうに語れるのが真骨頂。「ISIS」の字をヨガで見事現した壁紙は無料配布中。
3台のカメラを用意して、45[守]師範代・古野伸治は待っていた。1台は「おまたせ再会」の教室名カードと『松岡正剛千夜千冊』を、もう1台は『日本文化の核心』と『文体練習』を映し出している。 2020年6月27日19時。 […]
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2020ETS編集聖火キャスト13「チョキチョキからちくちくへ」JKさん(大学関係・大阪)
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コメント
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2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。
2025-07-07
七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。
2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。