肖女のまなざし あやか律師の声明

03/14(土)23:40
img

感門之盟が終盤にさしかかる。

 

校長校話を継いで、壇上には八田英子律師が登場した。自身の地元である金沢にあやかって、選んだ衣装は加賀小紋。煌めくブルーの地に小花をあしらった着物でステージに立つ。

 

八田律師は、校長校話で取り上げられたさまざまな商品(オブジェクト)をベースに、「わたしたちの身に回りにある小さなものは、世界の断片に溢れている。それは角度や見方を変えると、得体が知れなくて不思議なものかもしれない。」と語る。

 

我々は本来、謎めいたアイブロウチップやコップ、電球を当たり前のモノとしか見ていないのではないか。コップは水を入れるだけでない。楽器や武器にもなることに目を逸らしてはいないか。

「マクロからミクロ、ミクロからマクロに視点を動かす。オブジェクトにこそズームインズームを繰り返し、編集力を鍛えるべきだ」と凛々しく告げる八田律師。

 

力強いメッセージを胸に加賀小紋に散らされた美しい花々に目を凝らし、想像を働かせてみると、いまこの瞬間に別様の可能性が生まれるかもしれない。

 

“あやか律師”の輝く瞳に肖りたいと、その場に集う誰もが願った。

 

 


  • 増岡麻子

    編集的先達:野沢尚。リビングデザインセンターOZONEでは展示に、情報工場では書評に編集力を活かす。趣味はぬか漬け。野望は菊地成孔を本楼DJに呼ぶ。惚れっぽく意固地なサーチスト。

  • Qをめぐらす冒険の書は「科学道100冊」から

    この世界では、いろんな問題は、いつもぽつんとじっとしてるわけじゃない。   べつのさまざまなこととつながりあってるように見える。                 一 『考える練習をしよう』マリリン・バーンズ 一 &n […]

  • 多読ジム  多彩で多動なスタジオじまん

    2020年4月13日(月)<多読ジム>Season02がスタートした。   100名超の読衆(どくしゅう)が11週間という期間で読み書きの筋肉を鍛えるべく、光速スピードでトレーニングに邁進している。  開講か […]

  • 多読でヒャッハー!ブシャーな十選!?

    ◉No.1『なら梨とり』稲田浩二・稲田和子(編著)/三省堂具合の悪いおっかあのために梨を取りにいく道中、鬼婆に囚われそうになった三兄弟が力をあわせ、鬼婆を退治する。兄弟が団結できて病気の滋養強壮にもなる。梨の素晴らしさを […]

  • パタン・ランゲージが場を動かす 「武蔵野プレイス」の可能性

    一冊一冊の本を敬い、活かすことを徹底した図書館や書店には空間を編集する力をもつ。そのあちこちを歩いてみたい。  “読む前の本の姿や雰囲気も、実はもう「読書する」に入っていると思います。ということは、図書館や書店は、その […]

  • ごっこ遊びのパイオニア 「代官山 蔦屋書店」

    一冊一冊の本を敬い、活かすことを徹底した図書館や書店には空間を編集する力をもつ。そのあちこちを歩いてみたい。    “読む前の本の姿や雰囲気も、実はもう「読書する」に入っていると思います。 ということは、図書 […]