中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
全国同時多発で打ちあがった編集の祭典「ISISフェスタエディットツアースペシャル(ETS)』。4月までに全国20か所を編集聖火ランナーがかけぬけます。ここでは開催終了会場の参加者の声を紹介します。
【Q.受講のきっかけは?】
師範代経験の原田さんからのお誘いでした。
【Q.エディットツアーを通じて得たこと、学んだこと、新しい発見はありましたか?】
型を用いることで一つの既成概念から抜け出し、視点を変えることが気持ちを楽にしてくれると思いました。視点が変わるとネガティブなものがポジティブに感じられます。
1週間に行ったことの中で、自分の中ではバラバラな3つの事柄が、型を使ってみることで、実は共通点があったと気がつきました。
その発見は、どこか周囲に遠慮しながら行ってきた仕事を、無理して1つに絞る必要はなく、現状のままの自分の本質がぶれて
いないことが確認できました。「自分はこのままでいいのだ」と思えたら、今までの窮屈さから、スッと抜け出すことができました。
【Q.今後にどう活かしたいですか?】
自分の本質はぶれていないことが分かったので、これからは家庭生活や仕事で出会う人への見方を多面化し、ポジティブに生活したいと思います。
連想を広げ、言い換えや「置き換え」をすることで、仕事の上でも講師としてより分かり易い説明や表現が出来るようになるかと思います。 有難うございました。
written by 原田祥子
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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