「オレンジ色のホンダ・ズーマーが青春時代の恋人でした」。
そう回想するのは、ミポリンこと浦澤美穂(12[離])。札幌での学生時代に原付バイクを乗りまわしていた。「遅れてきた反抗期でしょうか」。浦澤はふり返る。母親に反対されて一度は購入を断念した。だが、一冬かけて母親を説得のうえ、ついに手に入れた。
ズーマーと別れの時が訪れる。広島への嫁入りが処分のタイミングになった。相手の小桝裕己(12[離])とはイシスで知り合った。ズーマーの下取り査定額は0円。浦澤はリアル男子へ乗りかえを果たした。
結婚式当日に12[離]が開講。浦澤は洞響院、小桝は草徴院に同時入院する。慣れない土地での新婚生活は、世界読書で始まった。2018年夏には[守]師範代の再登板をする。同時期、水害で被災したが、浦澤の指南は漂々としていた。
今後、イシスと浦澤になにが起こるのだろうか。浦澤の冒険はまだまだ続く。
浦澤が得たもの
井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。バンコク在住、湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
師範代の悩みを聞きいれ、信頼を得ながら才能を最大限に引き上げる。本業はスポーツ新聞の紙面編集、趣味は陶芸。その温厚な人柄で「仙人」ともよばれる景山和浩。師範登板は今回の44[守]で12回目、番匠登板経験も5回というイシ […]
「ふと、夕暮れ時に人気を避けたくなる。そんな時は一人で郊外のお寺に向かう」。鈴木康代(8[離])が告白する。2018年10月、第11回未知奥声文会で「境界体験」を語り合った時のことであった。 「羅漢像が […]
開講1カ月後と、異例なタイミングの汁講であった。企画者は、イシス若手ホープとのよび声も高い44[守]師範代・華岡晃生。“ドクター・カ ーソル”とい う教室名の通り、職業は金沢在住の研修医。高速な頭の回転とアフォーダンス […]
「読書はどのような行為に似ているか」。2019年7月の第19回未知奥声文会であがった話題だ。「セックスかスパーリングのようなものっすね」と井ノ上裕二(6[離])が口火を切った。 井ノ上は「イシスでは最近 […]
2019年9月1日、「ビジネスと編集」をテーマにイシス関係者が集まった。企業の人事開発と組織変革の専門家・奥本英宏([花]師範)、マーケティングアドバイザー・松原朋子(「遊刊 エディスト」デスク)、長年にわたり海外ビジ […]
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