『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!

本は、それぞれに強烈な個性を持っている。
書棚や図書館は、本という想像力を収納し、閲覧可能にして、世界中の人々の読みをディスプレーする。並び方ひとつで、選び方の工夫で、本のラインナップは、文字の宇宙にも、江戸文化の劇場にもなる。私たちは、佇んだり、分け入ったりして、いかようにも本の森を探究できる。
かえつ有明中学・高等学校と編集工学研究所は、本を自在に出入りしながら問いと対話を深める「探究型読書」を活用した取り組みを、「科学道100冊」を用いた授業など、数年にわたり実施してきた。
「自分は何に関心があるのかわかった」「いろいろなことをもっと知りたいと思うようになった」という生徒の声からも、本×対話によって、他者の見方を通じて自分の世界が広がっている様子がわかる。そして、生徒たちが、未来をつくる当事者になっていく。(詳しくは、こちらのレポートをご覧いただきたい)
8月6日(土)に、「THE CAMPUS SUMMER FES 2022」をコクヨ株式会社が開催する。
2021年2月15日のオープンした、みんなのワーク&ライフ開放区「THE CAMPUS」@品川の魅力をより多くの方に知ってほしいという想いを込めた、一日限定の夏休みスペシャル企画である。ふだんは一般公開しないオフィスフロアやショールームも一部開放するサマーフェスになる。
コクヨさんとご相談し、フェスの一コンテンツとして、かえつ有明高等学校・編集工学研究所共催「Co-Edit 共読ワークショップ」を実施する。今回は、生徒が共読ファシリテーターをつとめる予定だ。学ぶ側から、教える側へ。学内から、社会へ。ここまでの取り組みが、次のフェーズに入る。
本が、自分の世界を広げるツールにもなることを、ご体験いただける。ぜひとも、さまざまな方にご参加いただきたい(親子でのご参加も受けつけています)。
「THE CAMPUS SUMMER FES 2022」開催概要
■日時:2022年8月6日(土) 11:00〜17:00(最終入場は16:00迄)※雨天決行
■場所:コクヨ東京品川オフィス THE CAMPUS(屋内・屋外スペース)
■住所:東京都港区港南1-8-35
■入場料:無料 ※一部の飲食やワークショップに有料コンテンツあり
■主催・運営:コクヨ株式会社
■参加方法:事前申し込み制(以下URL参照)
■URL:https://thecampussummerfes2022.peatix.com
■ワークショップの事前申し込み:https://thecampussummerfes2022ws.peatix.com
*社会情勢を鑑み上記情報は変更となる可能性があります。
[編工研界隈の動向を届ける橋本参丞のEEL便]
//つづく//
橋本英人
函館の漁師の子どもとは思えない甘いマスクの持ち主。師範代時代の教室名「天然ドリーム」は橋本のタフな天然さとチャーミングな鈍感力を象徴している。編集工学研究所主任研究員。イシス編集学校参丞。
かつて校長は、「”始末”とは、終わりのことですが、エンディングとビギニングは一緒だということ。歌舞伎役者が最後に舞いたい踊りは、自分を目覚めさせる踊りかもしれないわけで、終わりのメッセージとは、何か始まりを感じさせるもの […]
「日本流(経営)の本質は、異質なものを編集する力だったはずだ。ーーー異質なデータを価値ある情報に編集する知恵がこれからの勝負となる。それをセマンティックプラットフォーマーと呼んでいる。」 一橋大学ビジネスス […]
【参丞EEL便#034】 職場から「おしゃべり」が失われている?
ブライアン・イーノは、1996年に「scenius(シーニアス)」という言葉をつくった。「scene + genius」。文化的および知的進歩の多くは、あるシーン(やリアルな場所)から、一種の集合的魔法をおこした多数の人 […]
【参丞EEL便#033】「ちえなみき」で触れる7つの文字の世界
ひとつ、「雲」という字は元々は「云」と書き、これは雲気たなびく下に、竜のくるっと巻いたしっぽが見えている形である。大昔、人々は雲の中に「竜」がいると考えていた。 来場者10万人を突破した福井県敦賀市「ちえなみき」で、「一 […]
赤坂から、赤堤へ。 2012年12月、EELは6万冊の本と一緒に、赤坂から赤堤(最寄りが豪徳寺駅)へと引っ越しをした。知の移転を行った。 そこからちょうど10年、校長への献本や千夜本や、EELプロジェクト関 […]
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2025-07-13
『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!
2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。
2025-07-07
七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。