師範代の悩みを聞きいれ、信頼を得ながら才能を最大限に引き上げる。本業はスポーツ新聞の紙面編集、趣味は陶芸。その温厚な人柄で「仙人」ともよばれる景山和浩。師範登板は今回の44[守]で12回目、番匠登板経験も5回というイシスの名匠に、化学反応が起こっている。
触媒は、44[守]で景山チーム所属の師範代・中川将志(五彩ボウイ教室)。読み取りと調子のよさが持ち味だが、開講前から稀有なマイペースぶりを発揮している。開講1カ月後の19年11月22日には、早くも出題遅れをもたらす。出張が理由であったが、目玉企画である番ボーのお題であるため、学匠・番匠・師範が動揺する事態となった。出題後、安堵とともに「番ボーを盛り上げないとDUSTにしますよ」と注意する景山に対し、中川は「めいっぱい番ボーを盛り上げます」と応答。悪びれた様子はあまりない。
この2年間、[守]の現場で活動をともにした井ノ上裕二(師範)は述べる。
「景山さんはああ見えてねー、かなり毒っ気があるんですよねー」。
「そしてね、DUSTを書きたがっていると思うんですよね」。
「いい人」という固定化された見方をうち破るべく、DUST記事執筆のタイミングをうかがっている、と井ノ上は見る。その契機は、中川の「次なるやらかし」だ。陶芸では釉薬による色彩の変化を楽しむ景山。中川の教室名に「五彩」という言葉が入っていることも、暗示的である。
中川によってもたらされる、景山の“DUSTライター”デビューは、そう遠くない未来のことだろう。
井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
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