「ふと、夕暮れ時に人気を避けたくなる。そんな時は一人で郊外のお寺に向かう」。鈴木康代(8[離])が告白する。2018年10月、第11回未知奥声文会で「境界体験」を語り合った時のことであった。
「羅漢像が並ぶ墓場を散策していたら、中年男性と目が合ってびっくりした。むこうはカメラと三脚を抱えて逃げ出した。“ちりん”と鈴の音が聞こえたから、あれはきっとクマよけだよ」。
クマが出没する寺で、夕暮れ時に散策。未知奥声文会に衝撃が走る。
つぶらな瞳のミポリンこと浦澤美穂(12[離])は、学生時代を札幌で送った。原付バイクでススキノの繁華街からラブホ街を抜け、アパートのある薄暗い郊外へと疾駆していた。
ラブホ街路上で、ニヤケたトラックドライバーと目を合わせることもあった。浦澤ミポリンの越境ぶりに、未知奥声文会はどよめいた。
井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。バンコク在住、湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
師範代の悩みを聞きいれ、信頼を得ながら才能を最大限に引き上げる。本業はスポーツ新聞の紙面編集、趣味は陶芸。その温厚な人柄で「仙人」ともよばれる景山和浩。師範登板は今回の44[守]で12回目、番匠登板経験も5回というイシ […]
開講1カ月後と、異例なタイミングの汁講であった。企画者は、イシス若手ホープとのよび声も高い44[守]師範代・華岡晃生。“ドクター・カ ーソル”とい う教室名の通り、職業は金沢在住の研修医。高速な頭の回転とアフォーダンス […]
「読書はどのような行為に似ているか」。2019年7月の第19回未知奥声文会であがった話題だ。「セックスかスパーリングのようなものっすね」と井ノ上裕二(6[離])が口火を切った。 井ノ上は「イシスでは最近 […]
2019年9月1日、「ビジネスと編集」をテーマにイシス関係者が集まった。企業の人事開発と組織変革の専門家・奥本英宏([花]師範)、マーケティングアドバイザー・松原朋子(「遊刊 エディスト」デスク)、長年にわたり海外ビジ […]
バンコク在住の井ノ上裕二(6[離])は、年中Tシャツ短パンで現れ、部屋では絶えず扇風機が回る。未知奥声文会はネット中継方式を採用している。気軽なゆえに、生活感がにじみ出る。 「文巻」読み合わせの最中、高野真俊(12[ […]
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