結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。

9月20日、45[守]のトップホースが集う第74回感門記念セイゴオカップ(近大、出場4名=G1)が行われた。新型コロナウイルスの影響により無観客開催となったが、馬券の売上は絶好調。全国160名の卒門者がライブビューイングで見守った。
45[守]近大特別は、「Edit Japan 2020」の冠にふさわしく3頭が地名由来の名を背負う。
ザコバタロー(学衆10=大阪下町、速修)、スミレハナサク(学衆10=兵庫宝塚)、ミエコカタガミ(学衆10=三重県)だ。
V有力候補は2頭。ベテラン騎手岡本尚が手綱を取るザコバタローが、圧倒的経験と地の利で圧勝か。はたまた大舞台に強い野住智恵子騎乗のスミレハナサクが華麗に舞うのか。下馬評は割れていた。
青空にEdit Japanの白い旗がたなびく。鳴り響くファンファーレ。卒門式のゲートが開いた。
我先に飛び出したのは、ミエコカタガミだった。
「大阪は近畿です。三重県は近畿です。なので、ここは三重県です」
ジョッキー佐藤玲子は三段編法も高らかに宣言。
唯一現地入りした担当調教師山根尚子からは、出走前に「お前ら全員三重県な!」といななくミエコの様子が公開された。ミエコの大逃げで勝利は決まったかと思われた。
しかし、第4コーナーで事件は起きた。大外枠から、黄緑色の馬毛を揺らして1頭が駆け上がる。
テクノアフロル(学衆10=アフロ)だ。騎手西村慧が、知人のおしゃれアフロ作家に注文したという特製アフロの登場に、ゴール前は大混戦。
花が咲き、鳥が歌うアフロをまえに、ザコバタロー、スミレハナサク、ミエコカタガミもかわるがわるアフロに鞍替え。近大会場のウイニングランは、総アフロの喝采で幕を閉じた。
競馬監修・寸評:景山和浩
撮影・馬柱制作:木藤良沢
編集協力:福田容子
アフロ提供:西村慧
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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