ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。

宮川大輔
編集的先達:道元。曰く、「指南の極意は3ぽん。すっぽんぽん、ウェポン、ぽんかん也」。裸の心と体を開き、言換えの武器を繰り出し、ポーンと投げカーンと回答してもらう。敢えて隙だらけの構えで、学衆を稽古に巻き込む場の達人。守破教室全員修了も達成した。
さしかかりの鍛錬 ~41花:千夜多読仕立/道場五箇条ワーク~
手がふるえる、顔がこわばる、言葉につまる。 41花入伝式の第三部「物学条々」で行われる共同ワークでの一コマだ。その成果を松岡正剛校長を始め、居並ぶ花伝所の指導陣、入伝生たちを前に発表する。 こ […]
2018年5月に千夜千冊エディションが刊行開始されました。『本から本へ』の燃えるような表紙を見た時の胸が高鳴る気持ち、そこから前口上、目次へとドキドキしながらページをめくった時の手触りをよく覚えています。 その頃のわ […]
わたしは八百屋に走った。 押し止められない衝動に駆られて… 45[守]石井梨香師範が「リカちゃんクッキング」と題して「師範のチーム名語りをよすが」にしたレシピを公開した。わたしの担当する「水面くれセント」には「柑ぽんソー […]
コメント
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2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
2025-10-07
「ピキッ」という微かな音とともに蛹に一筋の亀裂が入り、虫の命の完結編が開幕する。
美味しい葉っぱをもりもり食べていた自分を置き去りにして天空に舞い上がり、自由自在に飛び回る蝶の“初心”って、いったい…。
2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)