マンガのスコア LEGEND34諸星大二郎 マンガ家の中のマンガ家

2021/08/17(火)09:30
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 80年代の半ば頃、まだ駆け出しのライターだった竹熊健太郎氏が、とあるムック本で諸星大二郎特集をすることになり、宮崎駿にインタビュー依頼をしたときのエピソードが残っています。

 当時「天空の城ラピュタ」の追い込みで修羅場の真っ只中だった宮崎駿は、竹熊氏の依頼電話に対して「もう断る時間ももったいないので、とりあえず仕事場に来てください。少しだけ時間を取りましょう」と言われたそう。こわごわ仕事場に出向いた竹熊氏は、そこで宮崎駿から、延々二時間以上にわたって、いかに諸星大二郎が偉大であるかについての大演説を聞かされるはめになったとか。

 

 たしかに、マンガ版『風の谷のナウシカ』(福武書店)のペンタッチって、完全に諸星大二郎なんですよね。『ペンと箸』(小学館)で田中圭一先生も指摘されているように「もののけ姫」のシシ神なんて、まごうことなき諸星ですし、「千と千尋」のカオナシだってそうですね。

 そして宮崎駿と並ぶアニメ界のもう一人の巨匠・庵野秀明も諸星ファンとして知られています。一説によると「エヴァンゲリオン」には諸星の短編「影の街」のイメージが色濃く投影されているとか。

 それがどのようなものか見てみるために今回は、その「影の街」の一ページを模写してみることにしてみましょう。

 

諸星大二郎「影の街」模写

(出典:諸星大二郎『蒼の群像』小学館)

 

 諸星大二郎に特有の、あの輪郭の曖昧な【ぼんやりしたタッチ】を再現するのは、なかなか至難の技でした。最近NHK「漫勉neo」へのまさかのご出演で、貴重な作画風景を目にすることができましたが、下描きとペン入れが全く【シームレス】に見えたのが面白かったです。浦沢直樹先生も指摘されていたように、ずっと下描きを続けている感じなのですね。一発で線を決めずに、ぐしゃぐしゃと【細かい線】を重ねている感じ。一見すると、すごく不器用そうに見えるのですが、そうしているうちにいつの間にかあの独特の諸星ワールドが完成しているのですね。

 諸星作品には、しばしばこの絵のような巨神のイメージが登場しますが、独特のフォルムと質感があります。ちょっと猫背で獣っぽい感じとか、この雰囲気をみんな真似したくなるらしく、庵野氏の「エヴァ」に限らず、様々な方面に広範な影響を及ぼしました。先に挙げた宮崎駿のデイダラボッチだってそうかもしれません。

 

 諸星大二郎は、まさに当代一流の幻視者ともいえますが、単にイマジネーションが優れているだけでなく、そうしたイメージを、ちゃんと紙の上に具現化する能力がずば抜けているのですね。「諸星大二郎は絵が上手いのか下手なのか」という議論は昔からあるのですが、これはどう考えても上手いと言わざるを得ないでしょう。たしかに服のシワとか、手の形とか、最近のマンガテクニック術などでウルサく言われがちな部分に関しては、かなりアヤシイところがあります。しかし、そんなところは、もうどうでもいいですよね。誰も見たことのないビジョンを、この世ならざる世界から召喚し、誰も描いたことのない描き方で、この現実世界に産み落とす力、これこそがマンガにおける「画力」の真髄でしょう。

 

■諸星マンガは(できれば)大判サイズで!

 

 ところで、もしもあなたが諸星ビギナーで、何から読めばいいのかわからない、というのであれば、まずは『妖怪ハンター』『暗黒神話』『孔子暗黒伝』『マッドメン』『西遊妖猿伝』『諸怪志異』『海神記』『夢の木の下で』『私家版鳥類図譜』『私家版魚類図譜』あたりが必読といえるでしょう、…などと、いきなりズラズラとタイトルを並べられても困りますよね。わかります。

 そこでオススメしたいのが『諸星大二郎特選集』(小学館)全四巻。「不安の立像」「生物都市」「子供の遊び」「夢みる機械」などの、よく知られた定番の名作から、ちょっとヒネったレアな作品まで、バランスよく取りそろえたスグレモノ。これぞ一家に一冊(四冊ですが…)の必需品でしょう。

 

(諸星大二郎『諸星大二郎特選集』全4巻・小学館)

 

 他にも『諸星大二郎自選短編集』(集英社)全二巻というのもあり、こちらは稗田礼二郎や、栞と紙魚子などのシリーズものからも積極的に収集していて、コンパクトかつバラエティに富んだ内容になっています。ただ文庫なのが玉にキズ。大判サイズもあるのですが、古書価がけっこう高騰しているようです。

 マンガのサイズって、こだわりは人それぞれでしょうが、私は個人的には、小さいのがあまり好きではないんですね(老眼が進んできてからは、なおさら無理になってきた)

 特に諸星大二郎の場合はそうです。今回の原稿を書くために、自室にある諸星マンガを掻き集めてみたところ、ほとんどがA5判の単行本でした。現在流通している紙のマンガの大部分はA5判、四六判、新書判、文庫判のどれかに入るのですが(たまに、もっと大きなB5判などもあります。『AKIRA』とかのサイズですね)諸星マンガはA5判がわりと多いですね<1>。文庫判も多少ありますが、諸星マンガは絵の魅力がキモなので、やはり文庫はちょっと小さすぎる気がします。迷った時は是非大きい方を!

 

我が家にあるのは、ほとんどA5判

 

■圧倒的にオリジナル

 

 諸星大二郎が、空前絶後のオリジナリティの持ち主であることについては、誰も異存のないところでしょう。いまだかつて誰一人として足を踏み入れたことのない世界に分け入り、圧倒的なリアリティをもって指し示してくれたのが諸星大二郎でした。

「妖怪ハンター」シリーズや『暗黒神話』(集英社)など、初期の諸星作品には、柳田や折口の民俗学、あるいは記紀神話などに材を取ったものが多くありますが、単に学問的な知見を取り入れているというにとどまらない深さがあります。

 これらの作品には、私たちが空気のように当たり前のものとして受け入れている現代社会の価値観とは全く別のものを、ありありと見せつけてくるような迫真力があります。前近代や古代社会の人々は、実際にこのようなパースペクティブのもとに世界を見、日々を暮らしていたのか、ということがリアルな実感として迫ってくるのです。

 こんなものが、かつて「少年ジャンプ」に連載されていたのですね。アストロ球団が一試合完全燃焼とか言っている隣で、稗田礼二郎先生がフィールドワークしていたのかと思うと感慨深いものがあります。

 

■同業者からのリスペクト

 

 諸星大二郎は、ときに「マンガ家の中のマンガ家」と形容されることがあります。このことは同じマンガ家たちから、いかにリスペクトされているかを物語っています。たとえば『総特集 諸星大二郎』(河出書房新社)のトリビュートマンガの中で、江口寿史は、70年代後半頃の、とある出版社のパーティでの思い出を描いています。

「おい、諸星大二郎が会場に来とるらしかよ」と、同輩の小林よしのり氏から聞かされた江口氏は「え!」と驚き、二人で「見に行こう、見に行こう」と、いそいそと見物に行き、いっしょに写真まで撮らせてもらったとか。「この4年前に『生物都市』で鮮烈な少年誌デビューを飾った諸星さんは、この時すでに多くの同業者にその動向を注目されるミュージシャンズ・ミュージシャンのような存在の漫画家だった」と記されています。

 とにかく、同業者の間では、諸星大二郎は、登場したその瞬間からワン&オンリーの絶対的存在として仰ぎ見られていました<2>。

 もちろん世間的には、まだ全然知られていません。それどころか「少年ジャンプ」を主戦場にしていた諸星先生は、とうてい子ども受けしそうにないマニアックな作品ばかり描くので、打ち切りの連打でした。それでも『妖怪ハンター』『暗黒神話』『孔子暗黒伝』といった偉大なる作品群を世に出したわけですから「少年ジャンプ」という雑誌もなかなか侮れないものがあります。

 

■デビュー時の衝撃

 

 この辺で諸星大二郎の経歴について簡単におさらいしておきましょう。

 諸星大二郎は1949(昭和24)年生まれ。そう、実は花の24年組なのですね(笑)

「ジャンプ」出身と言われることの多い諸星先生ですが、正確にはちょっと違います。話としてはその方が面白いんですが、ほんとの商業誌デビューは1970年、「COM」掲載の「ジュン子・恐喝」<3>という作品でした。

 ただこの作品、いかにも「COM」っぽい純文学作品で、まだ、あの「諸星大二郎」にはなっていません。その後、しばらくのブランクの後に「漫画アクション」に発表された「不安の立像」<4>こそが「諸星大二郎」誕生の瞬間と言ってもいいでしょう。

 その後、諸星は「漫画アクション」に数本の短編を発表しつつ、各誌に持ち込みを続けていましたが、なかなか上手くいかなかったようです。そして「COM」デビューから実に四年を経た1974年、集英社の新人賞である手塚賞を受賞し「ジャンプ」デビューを飾ることになるのです。

 そのあまりにも特異な作風は、どこの雑誌でも拾ってもらえず、一周まわって総本山の「少年ジャンプ」に行きついたというのは皮肉な話です。このとき受賞した作品こそが、あの「生物都市」なのでした。宇宙船が持ち帰ってきた病原菌により、生物と無機物が次々と融合していき、やがてユートピアともディストピアとも判別のつかない世界へと突入していくという世界観は全く比類のないもので、のちの諸星的なエッセンスの詰まった作品だといえます。当時の手塚賞は、審査員に手塚治虫、筒井康隆、吉行淳之介などの豪華メンバーでしたが、「生物都市」は満場一致で入選。「該当作なし」が常態となっていた手塚賞としては、ひさびさの「入選作」でした。

 

■向かうところ敵なし

 

 そして「生物都市」による手塚賞受賞後の諸星が「少年ジャンプ」に発表し始めたのが考古学者・稗田礼二郎の活躍を描く「妖怪ハンター」シリーズです。「妖怪ハンター」の名前は編集部がつけたようで、ご本人はあまり気乗りのしないタイトルだったようです。そもそも主人公の稗田礼二郎博士は妖怪を全くハントしていません。怪異に遭遇するたびに、それを淡々と観察しているだけで、なんの問題解決もしていない。こんな地味な作品がよく「ジャンプ」に通ったものだと思います。

 ただし内容は一級品揃い。諸星先生は天然なのか何なのか、少年向けということを顧慮している気配がいっさいなく、いきなりとんでもないものをガンガンぶち込んできました。

 稗田博士の登場する一作目である「黒い探究者」は、サルバドール・ダリの「内乱の予感」にインスピレーションを受けたという”ヒルコ”の造形が出色で、のちに塚本晋也によって映画化されています。二作目が、あの伊藤潤二に多大な影響を与えたという「赤い唇」。そして第三作「死人帰り」と短期連載『暗黒神話』を挟んだ第四作が「生命の木」となります。

「生命の木」は、知る人ぞ知る、諸星の最高傑作の一つとして名高い名作中の名作で、作中の「おらといっしょに”ぱらいそ”さいくだ」は、ファンの間で大流行しました。東北の隠れキリシタン伝説をもとにしたこの作品で、諸星は私たちの理解の埒外にある異界の論理を、異界の論理のままに提示して見せたのです。最後に現れる圧倒的なビジュアルイメージとともに、この作品は<諸星=天才>伝説の決定打となりました。

 この「妖怪ハンター」シリーズ、さすがに「少年ジャンプ」の手に余るようになり、のちに青年誌に発表の舞台を移し、長く続くシリーズとなっていきます。平家物語に材を採った「海竜祭の夜」では、安徳天皇が、諸星以外に誰が思いつくかというような驚くべき姿で登場しますし、「闇の客人」など、折口のマレビト・常世論をここまで見事に形象化した作品は空前絶後でしょう。特にラストシーンなど胸に迫る名シーンで、ファンの間では今でも語り草になっています。

 

(諸星大二郎『海竜祭の夜』『天孫降臨』『黄泉からの声』『六福神』集英社『魔障ヶ岳』講談社)

タイトルがバラバラでわかりづらいが、

「妖怪ハンター」は、できればこちらの大判サイズで。

 

 その後、「少年ジャンプ」では『暗黒神話』に続く連載『孔子暗黒伝』(集英社)で、なんと儒教とインド哲学をハイブリッド。当時、退屈な教学的イメージしかなかった孔子を、巫祝を司る呪能者として描いた視点は全く斬新なものでした。白川静の研究などは、まだほとんど知られていない時代でしたが、おそらく諸星は、白川の『孔子伝』(中央公論新社)などを読んで参考にしたのでしょう。これが、この後『西遊妖猿伝』『諸怪志異』などへと続いていく中国古典ものの始まりとなります。

 またライバル誌「少年チャンピオン」にも進出し、「マッドメン」シリーズの連載を開始。カーゴカルト信仰などの人類学の研究成果を素材にして、南太平洋の先住民の世界を描いたこの作品で、南方ものという、もう一つの柱が確立しました。

 

(諸星大二郎『暗黒神話』『孔子暗黒伝』集英社『マッドメン』中央公論社)

 

■さらなる深みへ

 

 80年代に入っても諸星大二郎の勢いは止まりません。いつしか諸星大二郎は「知る人ぞ知る」存在から、マンガ界に最重要な地位を占める作家の一人へと変貌していきました。

 それにしても作品の質もさることながら、その旺盛な執筆量には恐れ入るばかりです。長いキャリアにわたってトップギアを維持し続けているばかりか、着実にステップアップもしているのです。

 とりわけ驚かされたのが1998年に刊行された『夢の木の下で』(マガジンハウス)でした。これは78年に単発で発表された「遠い国から」をもとに1994年から連作された一連の幻想譚をメインに据えた作品集なのですが、ここで諸星は確実に一段ギアを上げているのです。これには、たいていのことに驚かなくなっていた従来からの諸星ファンたちも驚嘆せずにはいられませんでした。

 とくに第二話に登場する「カオカオ様」なんて秀逸ですね。ヒルコやハーピーなど、諸星の造形する物の怪には印象的なものが多いですが、今やその中でも一、二を争う人気キャラです。

 こうしたボルヘス風の幻想譚の系譜は、さらに磨きがかかって『私家版鳥類図譜』『私家版魚類図譜』へと結実していきます。

 

(諸星大二郎『夢の木の下で』マガジンハウス『私家版鳥類図譜』『私家版魚類図譜』講談社)

 

 その一方でゼロ年代に入った諸星大二郎は「グリムのような物語」の連作をスタート。これまで日本の古代史や中国、南洋などを舞台にした作品はありましたが、西洋ものは手つかずでした。そこへ、いきなりド直球のグリム童話に挑み始めたのです。

 もはや諸星大二郎の勢いはだれにも止められません。2015年より「モーニングtwo」で連載の始まった『BOX 〜箱の中に何かいる〜』(講談社)は、諸星作品には珍しいパズル的要素を前面に押し出した異色ホラーでした。

 

(諸星大二郎『トゥルーデおばさん』朝日新聞出版『スノウホワイト』東京創元社『BOX』①講談社)

 

 また、こうした本格的な意欲作を連打し続ける一方、諸星には、ギャグ作家としての側面もあります。「ど次元世界物語」をはじめとした一連の破天荒な作品群は『諸星大二郎ナンセンス漫画集 珍の巻』『同 妙の巻』(ジャイブ)としてまとめられました。このような針の振り切ったギャグ作品に限らず、諸星作品には、そこはかとないユーモア感覚が漂っているのは、つとに指摘されるところです。女子高生二人組が怪異な事件に遭遇する「栞と紙魚子」シリーズは、そうした諸星のユーモア感覚がいかんなく発揮されたシリーズでした。女性読者をメインターゲットとした雑誌に連載された本作は、諸星の考える「女の子向けマンガ」とはこういうものなのか、というのがわかって、ほほえましいものです。

 

(諸星大二郎『栞と紙魚子の生首事件』『青い馬』『殺戮詩集』朝日新聞出版)

 

 それにしても、この人の頭の中は、いったい、どうなっているのでしょう。画業半世紀を超え、古希を迎えた今なお、今後の動向が注目されるバリバリの「現役作家」なのです。

 

現在、三鷹市美術ギャラリーで諸星大二郎展が開催中です(会期:2021年8月7日~10月10日)。関東在住の方は是非行ってみましょう!(この巡回展、なぜか関西には来てくれないので私は見ていません。悔しい!)

 

 

◆◇◆諸星大二郎のhoriスコア◆◇◆

 

【ぼんやりしたタッチ】90hori

どんよりした雲、暗い海、たそがれどきの町の風景など、諸星にしか描けない独特のタッチを持っていますね。

 

【シームレス】69hori

「漫勉neo」には、諸星先生と並び称されることの多い星野之宣先生も出演されているのですが、作画スタイルが全くの正反対に見えたのも面白いところでした。星野先生は、ろくに下描きもせず、いきなり本番、そして完璧な線をビシッと決めるタイプです。

 

【細かい線】83hori

細かい線を重ねていくことで陰影をつけていく手法は、宮谷一彦ら70年代リアリズムの一般的スタイルでしたが、それが諸星大二郎の手にかかると、まるで誰にも似ていない唯一無二のタッチになってしまうのですから不思議ですね。最近はカブラペンから丸ペンに移行して、繊細さにより磨きがかかったような気がします。

 

 

  • ◎●ホリエの蛇足●◎●

 

<1>諸星の最初期の単行本の一つである『コンプレックス・シティ』(双葉社)が、すでにA5判でした。1980年の刊行当時、このサイズのマンガ単行本はまだ珍しく、大友克洋『ハイウェイスター』(双葉社)などと並ぶ、早いケースです。

 

<2>ハイブロウなオタク男子だけでなく、女性作家にもファンが多く、特に萩尾望都山岸凉子という斯界のツートップが、ともに熱狂的な諸星ファンというのも興味深いところです。

そういえば星野之宣先生によるこんなエピソードも。

「諸星さんが手塚治虫文化賞をとられたときには、この人には絶対勝てないなと思いました。表彰式の後、列席した女流漫画家の方たちがこぞって諸星さんに殺到して色紙にサインをせがんでいたんです。一部記憶違いがあるかもしれませんが、萩尾さんとか山岸さんとか美内さんとか、とにかく碌々たる顔ぶれが少女ファンのように行列しているのを見たときは、あれはね、妬けました。」(『文藝別冊 総特集諸星大二郎 大増補新版』p42)

 

<3>「ジュン子・恐喝」

現在では『COM傑作選 下1970~1971』(ちくま文庫)で読めます。

 

<4>「不安の立像」

筆名を「諸星義影」から「諸星大二郎」に改めての最初の作品。名作の誉れも高く、再録されることの多い作品ですが、最近では『日本短編漫画傑作集3』(小学館)に収録されています。

 

「マンガのスコア」バックナンバー

 

アイキャッチ画像:諸星大二郎『遠い世界』小学館


  • 堀江純一

    編集的先達:永井均。十離で典離を受賞。近大DONDENでは、徹底した網羅力を活かし、Legendトピアを担当した。かつてマンガ家を目指していたこともある経歴の持主。画力を活かした輪読座の図象では周囲を瞠目させている。

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