昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。

【オツ千vol.40】三泊四日ことば決戦
「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」。ちぢめて「オツ千」。千夜坊主こと林頭の吉村堅樹と千冊小僧ことデザイナーの穂積晴明。「松岡正剛の千夜千冊」ファンを自認する二人が、千夜のおっかけよろしく脱線、雑談、混乱の伴走するショート・ラジオ。千夜千冊がアップされるたびに「おっかけ更新」いたします。第40回はロワイヨーモン人間科学研究センター『ことばの理論 学習の理論』です。
チョムスキーとピアジェ、20世期後半を代表する言語学の巨人二人が、四日間に渡って喧々諤々の議論を交わした。1975年10月、パリ近郊の修道院に併設された人間科学研究センターにベイトソン、スペルベル、ルネ・トム、フランソワ・ジャコブら錚々たる面々が集ったのだ。ことばの発生は、遺伝型か表現確か、はたまた第三項か。感門之盟前に収録したもので、後出しになりますがご容赦ください。
▼お便り募集▼
ゆるゆる千夜千冊伴走の「オツ千」の「オツ千目安箱」へお便りありがとうございます。「オツ千」への感想・質問、千夜千冊の気になるところ、まじめなお悩みも不真面目な相談も何でもお待ちしております! 坊主と小僧が心を込めてお答えします。
「お気に入りの千夜」も大募集! 投稿いただいた方からゲストでオツ千にご招待も。お待ちしていますー!
▼当該千夜千冊 (1817夜 ロワイヨーモン人間科学研究センター『ことばの理論 学習の理論』)▼
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吉村堅樹
僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。
イシス編集学校の師範、師範代にしか公開されていなかった「伝習座」。その講義の中から、[守]の編集術の最後にあたる「情報の表現」について、吉村堅樹林頭が50分にわたって解説した動画をYouTubeイシスチャンネル限定で蔵 […]
吉村堅樹による用法3解説「Analogical way is Dynamic way」
イシス編集学校の師範、師範代にしか公開されていなかった「伝習座」。その講義の中から、編集術の骨法にあたる「情報の構造化」について、吉村堅樹林頭が50分にわたって解説した動画をYouTubeイシスチャンネル限定で蔵出し公 […]
【オツ千ライブ!】7/7 21時半より 1853夜 マルグリット・デュラス『モデラート・カンタービレ』配信
絶筆篇3夜目にして最短の千夜千冊がアップされました。なぜこの千夜千冊を松岡正剛が書こうと考えたのかは、編集長の解説で紹介されています。『愛人』のセンセーショナルな内容でも知られるマルグリット・デュラスとはどのような人物なのか。『モデラート・カンタービレ』でデュラスが描き出したかったことは何か? 小僧穂積が製作したデュラス年表と共にオツ千で交わしていきます。
【オツ千ライブ!】6/10 20時より 1770夜 ミシェル・セール『小枝とフォーマット』配信
千夜千冊パラダイス特集 ミシェル・セール『小枝とフォーマット』をライブでおっかけ! 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千! 松岡正剛からも、ぜひオツ千してもらいたい […]
【オツ千ライブ!】6/3 1852夜『知能の物語』をおっかけ生配信
千夜千冊 絶筆篇第二弾 1852夜をライブでおっかけ! 千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊ファンクラブ」こと、オツ千! 松岡正剛が逝去して9ヶ月後に始まった千夜千冊 絶筆篇をおっかけるオツ […]
コメント
1~3件/3件
2025-07-29
昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。
2025-07-27
ただ今フランスのマルシェあちらこちらで縦縞の赤肉メロンが山盛りだ。自然界が生んだデザインはじつに美しい。赤肉にくるりと生ハムを巻けば、口福ともいうべき大人の欲望が満たされる。
2025-07-25
九州出身のマンガ家は数多いが、”九州男児”っぽさを前面に押し出している作家といえば、松本零士に小林よしのり、そして長谷川法世ということになるだろう(みんな福岡だが…)。なかでも長谷川法世『博多っ子純情』は、その路線の決定版!
これこれこの感じ。まさにこれが九州男児バイ!(…と、よそ者の目には見える…)