稽古と本番のAIDA。
2019年10月5日に開講した、第15期ハイパーコーポレートユニバーシティ(HCU)のテーマだ。
毎回のテーマを松岡校長(HCUでは塾長である)は書に掲げ、会場でHCU塾生を出迎える。とはいえ、書も一発で「本番」とはならない。ここに松岡正剛「稽古」の推敲プロセスを公開する。
1稿目
稽古と本番のアイダが詰まりすぎている。
2稿目
コンポジションがいまいち。「と」が要らないと判断。稽古と本番の差をつけよう。
3稿目
「と」を取って、稽古と本番の筆を変えてみる。「大」と「十」を組み合わせていた「本」を普通の字に戻す。
4稿目
薄墨で縦線を引く。「稽」ののぎへんの「ノ」と、「番」の「ノ」が同じ斜め線になっていたので書き方を編集。これにて完成。
文章も書もイベントも、その場その人その時を思いながら、何度も推敲を繰り返していく。松岡正剛の編集実践の日々。
本番を囲むたくさんの稽古。松岡校長の妹の名もケイコ。
後藤由加里
編集的先達:小池真理子。NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。
あれから525日が経ちました。遊刊エディストがオープンしたのは2019年9月3日のこと。この1年5ヶ月、毎日記事を更新しています。公開記事も970を超えて、ついに1000間近となってきました。来るべき1000記事目はど […]
『日本問答』から三年。松岡正剛校長と田中優子先生の『江戸問答』(岩波新書)がついに刊行された。本は31ページ増え、1ミリ厚くなった。帯は1.7センチ高くなり、帯文字は横書きから縦書きになった。松岡校長は腕組みの時に左腕 […]
史上初 松岡火元校長オンライン講評会14[離] 10shot
[離]史上初。第4週のあるお題に対して、松岡火元校長が離学衆一人一人にオンラインで直接講評するという。これは千離衆であれば「そんな贅沢なことを!」と指を咥えて羨ましがる大事件である。門外不出の[離]カリキュラムの一部の […]
2021年の10shotは初詣からはじめます。 「あけましておめでとうございます」1月5日 11:00AM 寒空の下、新年の挨拶を交わす。一行が向かうのは吉田松陰が眠る松陰神社。 豪徳寺から世田谷線に乗 […]
三日間の物語 10shot Clip 13[物語]蒐譚場・45[破]46[守]伝習座
物語というのは、ある生理的な人間の生き方、暮らし方の中でどうしても最低必要な函、パッケージ、フレームだろうと僕は確信しています。認知科学的にも、文化史的にも、様々な表象の歴史にとっても物語ほど重要なフレームはない。 […]
NEWS新着記事
PICK UPピックアップ記事