自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
寺平賢司
編集的先達:カール・ゴッチ。松岡事務所の期待のホープとして、千夜編集部やプロジェクトを仕切る。フィリピン人の母と日本人の父をもつハーフボーイ。調子のよさでは右にでるものがいない。
12月15日(日)に放送されるBSフジ「松本清張 ニッポンの謎に挑む」に、セイゴオがVTRで登場する。 かつてセイゴオは、テレビ番組『ニュードキュメンタリードラマ昭和』で企画構成を担当し、監修・コメンテーターをつとめてい […]
未知の記憶をよびおこす“村” ――――建築家・樋口裕康さんと対談イベント
12月11日(水)、展覧会《村まであと何歩?》を開催中の小劇場plan-Bにおいて、セイゴオが建築家・樋口裕康さんと対談イベントを行った。 樋口さんは1971年、有志の建築家たちとともに象設計集団を共同設立。今帰仁村中央 […]
大音美弥子、石川正宏、赤羽卓美、太田香保がひざ詰めで何やら話し込んでいる。 千離衆たち([離]を退院した学衆の総称)が定期的に開催している声文会。9月11日、この日はあいにくの雨で参加者が少ないためか、 […]
松岡正剛の21世紀の本の読み方 NewsPicks「Future Talk」
ブビンガの上に「千夜千冊エディション」が広げられている。セイゴオは一冊一冊手に取りながら、NewsPicksの編集者たちに“読書の方法”を明かしていった。 写真は音声番組「Future Talk」の収録 […]
松岡正剛とタピオカミルクティー。意外な取り合わせだと感じるかもしれないが、編集工学者・セイゴオにとっては日常的なアクセスなのだ。 9月1日(日)、レストランによったセイゴオが初めてタピオカミルクティーに挑戦した。金沢 […]
コメント
1~3件/3件
2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。