「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。

偶然を必然にする! 世界が震え上がる今、イシス編集学校がどう世界を編集できるのかが試されている。
松岡正剛校長、指導陣、師範代、学林局が豪徳寺ISIS館に集合し開催されてきた伝習座の開催の危機が訪れた。
2020年3月28日(土)、豪徳寺ISIS館では4月20日に開講する45[守]の伝習座が行われる予定になっていた。
伝習座は、松岡正剛校長はじめ師範や師範代が集まり学衆に示すべき指南の方法をめぐる場だ。間もなく45[守]が開講するというのに伝習座を開催しないということは有り得ない。
日本は、いや世界は今、新型コロナウイルス感染の影響で日に日に状況が変化している。
東京都でも、不要不急の外出を避けるよう発表された。次に何が起き、どこに影響が出るのか分からない。
イシス編集学校にも、その影響が及び、「大勢の人数が集まる伝習座」に待ったがかかったのだ。
開催方法編集が行われ、伝習座はオンライン開催となった。
だが「集まることができないからオンラインで行う」といった安易な考えはイシス編集学校にはない。集まることができない不足から、いかに生き生きとインタラクティブな場にするかと、式次第内容、カメラの使い方、配信方法に…と編集が進んだ。
その中心にいるのは松岡正剛校長だ。
伝習座で行われる「校長講義」のリハーサルは伝習座前日の深夜に行われた。手元には手書きのレジュメ。真横に立てられたスケッチブックに、その場でサラサラと手書きで書き示していく。
「書いている手元もちゃんと映してね」と2台用意されたカメラに向かって松岡校長がディレクションする。オンラインだからこそ、いつも目にすることができない伏せられた手元も開けていくのだ。見え方、見せ方にも注意のカーソルが向き、念入りなリハーサルが深夜まで行われた。
伝習座当日になった28日。12時過ぎから師範のリハーサルがはじまった。45[守]それぞれの編集力がオンラインに集まっている。
世界に革命を起こす編集の新しいページが、伝習座から開かれていく。
衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
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