歩きながらスマホを見て、耳にはイヤホン。オフィスでも家でもパソコンに対峙して、片時もネットワークから離れない。ビッグデータ時代を生きる私たちすべてに求められるスキルがある。それは、情報編集の技術である。
玉石混淆の情報のなかから、いかに意義のある情報を掴みとり、活かしていくか。その能力が死活問題だ。イシス編集学校を設立した松岡正剛は、いまの時代を「3つのV」で読み解く。
「バラエティ(多様性)、ボリューム(情報の規模)、ベロシティ(処理速度)の3V。これに囲まれた。囲まれたからには、どこかに突破口を開けなければならない」 情報の濁流でサバイブするため、「ベロシティ」を格段にアップさせる講座がイシス編集学校にはある。
それが、この春5月に開講する基本コース[守]の「速修プラン」である。[守]の講座では、情報編集の基礎スキルを徹底的に叩き込む。それをハイパーベロシティで駆け抜けるのが、この[守]速修プランだ。
カリキュラムは定常プランと同様の38題。それを通常よりも1ヶ月短い13週間で取り組む。これまでの受講者は、「同じ内容ならばよりハードな体験を」という冒険心あふれる猛者や、「なるべく効率的に学びたい」という忙しいビジネスパーソンまで多種多様。速修プランに一度飛び込むと、24時間常時編集モードとなり、チクセントミハイのいうフロー状態が体感できると評判だ。
受講生も探究心に燃えるなら、伴走する師範代もイシスきってのツワモノぞろい。今期は、応用コース[破]の番匠を歴任した相部礼子、イシスが誇るビジネスウーマンと松岡が注目する三津田恵子、そして世界読書奥義伝[離]を退院した若きエース辻井貴之の3名が速修プランを担う。
VUCAの時代に、3Vをぶっちぎるために。どこよりも速く、強く、しなやかに、情報編集スキルを鍛え上げるイシス編集学校[守]速修プランが待っている。
■[守]基本コース 2022春講座
2022年4月25日(月)~2022年8月21日(日)[定常プラン]☆満席御礼
2022年5月23日(月)~2022年8月21日(日)[速修プラン]★募集中 定員30名
▼申込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/361
※定常プランは満席となりました。現在お申し込みいただけるのは、プログラム内容はそのままに、高密度で稽古を行う[速修プラン]です。締切は5/16(月)ですが、定員に達し次第締め切らせていただきます。
■イシス編集学校とは
2006年6月、情報編集術を伝える学校としてインターネット上に開講。校長は松岡正剛。開講22年で編集コーチ850人を輩出し、同校プログラムを企業や大学、学校でも展開するほか、伝説の年表『情報の歴史』をはじめ、さまざまな編集プロジェクトを推進しています。
公式HP:http://es.isis.ne.jp(運営会社:編集工学研究所)
■[守]基本コースとは
イシスには[守][破][離]など編集力に応じたコースが用意されていますが、すべての基礎となるのが[守]です。この講座では、4ヶ月で、情報編集の基礎となる38の型を習得します。春、秋の年2回開講。受講生は、出版やメディアに関わる方のみならず、企業や組織ではたらく国内外のビジネスパーソンや教育関係者、そして、編集に触れたことのない小学4年生から88歳まで多士済々。
課題はすべてオンラインのテキストコミュニケーションで完結。スマホひとつあれば、日時にも場所にもとらわれない、自由なスタイルでの稽古が可能。それゆえ継続が難しい遠隔学習プログラムながら、修了率は破格の80%超え(2022年春現在)
▼詳細:https://es.isis.ne.jp/course/syu
■さらに知りたい方は 無料の「学校説明会」へ
2022年5月10日(火) 19:30 – 21:00
▼申込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/399
オンライン会議システムzoomを使って開催します。
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
【イシスの推しメン/13人目】神社好きの若きドクター・華岡晃生は、石川県で何を編集するのか
「健康格差」という言葉がある。所得や学歴、住む場所といった社会経済的な要因によって、健康状態が左右されてしまうという事実はWHOも認めるところである。では、人々が健康に過ごせるような社会をつくるためには、何を変えていけば […]
【イシスの推しメン/12人目】アイドルママは3児の母!産後セルフケアインストラクター・新井和奈が美しさを保つ秘訣
母は子を育てる。寝食を惜しんで、ありったけの体力と時間と愛情を子に捧げつづける。しかし、母になることが、自分の人生を諦めることであってはならない。シリーズ・イシスの推しメン12人目は、日本全国の悩める母たちと手を携え、「 […]
【申し込み開始!】法政大学前総長・田中優子氏がソロ講義 江戸の編集力を現代人が身につけるために
日本社会は停滞している。諦めムードが漂って久しい。戦争は続き、政治も変わらず、地球温暖化にも歯止めがきかない。山積する問題を前に、改革の掛け声よりもため息のほうがさきに出る。 イシス編集学校校長・松岡正剛は言った、「この […]
【イシスの推しメン/11人目】情報編集=人生編集?! ハレ暦案内人・藤田小百合はなぜ師範代を2年間続けたのか
人生とは、時間の積み重ねだ。人生を変えたいなら、時間を編集すればいい。イシス編集学校では、生き方を変える方法までも手に入るのかもしれない。シリーズ「イシスの推しメン」11人目は、自身で暦(こよみ)を作り、新たな時間感覚を […]
【イシスの推しメン/10人目】起業支援で「わたし」に出会う 久野美奈子の「対話」という方法とは
編集は「対話」から生まれる。誰かと話しているとき、自分の価値観が浮き彫りになり、ひとりでは気づかなかった「わたし」に出会う。イシス編集学校が重視するのは、「相互編集」なのである。イシスの推しメン10人目は、起業支援を通じ […]