左手には楊枝に刺した梨、右手にはスマートフォン。44[守]開講当日の小桝裕己(トポス清冽教室師範代・特別支援学校教員)の姿だ。
夕食の間、小桝の視線は食卓とスマホ画面の間を往来していた。「偶然を、偶然で終わらせるのか、なにかの意味を『発見』するのか、みなさん次第です」。開講前日にラウンジに届けた勇ましいメッセージとは裏腹に、小桝は落ちつきなく回答を待ちわびる。
2019年10月21日22時29分、記念すべき初回答に「来た!」と声をあげ、即座にパソコンデスクに向かう。食卓の上に、梨一切れを残して。
学衆の回答が、新米師範代を師範代にする。回答と指南を積み重ね、世界にたった一つの「場」を作り上げていく4ヶ月の冒険が始まった。
浦澤美穂
編集的先達:増田こうすけ。メガネの奥の美少女。イシスの萌えっ娘ミポリン。マンガ、IT、マラソンが趣味。イシス婚で嫁いだ広島で、目下中国地方イシスネットワークをぷるるん計画中。
「子どもにこそ編集を!」 イシス編集学校の宿願をともにする編集かあさん(たまにとうさん)たちが、 「編集×子ども」「編集×子育て」を我が子を間近にした視点から語る。 子ども編集ワークの蔵出しか […]
【イシス祭@親子向け】お子様連れ歓迎!編集かあさん&とうさんのためのオンラインエディットツアー
「みっちゃん、どうしたの~」 2020年1月生まれの女児を育てる浦澤が、日中発する言葉の約8割がこれである。 コロナの影響で買い物も子育て支援センターも行きにくい、遠出なんてもっての他。日中話しかける相手は […]
はじめちょろちょろなかぱっぱ。千夜千冊エディション『ことば漬け』(角川ソフィア文庫)の帯に記された言葉遊びの一節だ。このわずか14文字が呼び起こすイメージは、「ことばが持つ力」をどんな解説文よりも鮮明に伝 […]
【特集】ETS群島リレー18@広島 あの酔っ払いたちの様子は絶景です
どうしても「おしい!広島県」が浮かんじゃうよね。参加者が口にしたのは、2012年に話題になった広島県観光PRキャンペーンのキャッチコピーだ。 ツアーの後半はメインワークの「たくさんの広島」。ステレオタイ […]
【連載】ETS群島キャスト03「”私には関係なさそう”が”今の私だからこそ”へ」小桝美由紀さん(広島)
【Q.受講のきっかけは?】 私がやっている洋装店に、息子(小桝裕己(44[守]師範代))がエディットツアーのフライヤーを貼っていったことです。 息子がイシス編集学校の講座を受講していることはその前から知 […]
NEWS新着記事
PICK UPピックアップ記事