プラン5:Road to MICHI 【46[破]DAN ZEN ISIS P-1 Grand Prix】

2021/08/24(火)10:27
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46[破]DAN ZEN ISIS P-1 Grand Prix、『遊刊エディスト』誌上で予選を開催中。第77回感門之盟での本選出場をかけて、各教室から短期決戦の応援合戦だ。
さあ、あなたも心惹かれるプランに投票を!


──プラン5:多項セラフィータ教室/Road to MICHI ──
己の中にひそむ未知の風景を探す旅へ出発しよう。

 

 

◆未知へ一歩踏み出そうとする人のために
 人間関係に疲れ、差別、偏見に押しつぶされそうになり、”ここではないどこか”を求める人たち。

 

 彼らは別の街や国に移り住むことで、癒されるのでしょうか? 

 いえ、きっとそうはなりません。

 

 移り住んだ場所がその人にとっての故郷にならなければ、いつまでも”どこか”を求め続けてしまうでしょう。

 

 このプランは新たな故郷を求める船旅を成功させるために、その人の「地」となる「心の故郷」を再構築する機会を提供します。

 

◆「見たことのある未知」に囲まれて
 誰もが、中勘助の”銀の匙”やプルーストの”マドレーヌ、須賀敦子の”ユルスナールの靴”のような思い出のモノを持っています。これらは物語を共有することで初めて接する人にも懐かしいモノとなる「見たことのある未知」なのです。

 

 乗客は心惹かれるいくつかの「未知」を自分の部屋に持ち込み、一緒に旅をすることで、なつかしさを感じる自分の「地」を拡張していくことができます。そして、診:カウンセラー、申:キュレーター、信:メンターのシン・三人衆が新しい土地を故郷として受け入れることができる「心の故郷」づくりをサポートするのです。

 

◆「来たことのある未知」への出航のお知らせ
 世界中の生きづらさを感じる人々を支援するNGOが運航するこの船は、次回は、2021年9月に出航します。

 どのような「見たことのある未知」が用意され、どこに向かうか、それは”未知への道”。今は秘密です。

 

 でも、出航前に知りたいぞ!という方は、ぜひこのプランへ一票を!!

 


[企画] 学衆:岡山高明

[画像作成] 師範代:戸田由香

 


▼投票はこちら
読者投票あり!!46[破]「DAN ZEN ISIS P-1 Grand Prix」プランニング編集術アワード予選を開催
投票締め切り:2021年8月25日(水)24時

 

→プラン5:多項セラフィータ教室/Road to MICHI

 


 

  • きたはらひでお

    編集的先達:ミハイル・ブルガーコフ
    数々の師範代を送り出してきた花伝所の翁から破の師範の中核へ。創世期からイシスを支え続ける名伯楽。リュックサック通勤とマラソンで稽古を続ける身体編集にも余念がない、書物を愛する読豪で三冊屋エディストでもある。

コメント

1~3件/3件

大沼友紀

2025-06-17

●記事の最後にコメントをすることは、尾学かもしれない。
●尻尾を持ったボードゲームコンポーネント(用具)といえば「表か裏か(ヘッズ・アンド・テイルズ:Heads And Tails)」を賭けるコイン投げ。
●自然に落ちている木の葉や実など放って、表裏2面の出方を決める。コイン投げのルーツてあり、サイコロのルーツでもある。
●古代ローマ時代、表がポンペイウス大王の横顔、裏が船のコインを用いていたことから「船か頭か(navia aut caput)」と呼ばれていた。……これ、Heads And Sailsでもいい?
●サイコロと船の関係は日本にもある。江戸時代に海運のお守りとして、造成した船の帆柱の下に船玉――サイコロを納めていた。
●すこしでも顕冥になるよう、尾学まがいのコメント初公開(航海)とまいります。お見知りおきを。
写真引用:
https://en.wikipedia.org/wiki/Coin_flipping#/media/File:Pompey_by_Nasidius.jpg

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。