『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
好きなものデコポン カフェラテ スイートピー
人立ち交じるリハーサルの夜
と寺田寅彦をもどいてみる。編集学校人はリハーサルが大好きだ。仕事の後だろうが、急だろうが、呼ばれればダッシュで馳せ参じる。
第78回感門之盟の3日前、本楼でのリハーサル一番手は、[破]のP-1グランプリ出場チームだった。学衆、師範代、師範が本楼にやってくる、遠方の学衆とクラスメイトたちはzoomで集合する。吉村堅樹林頭や、感門之盟の演出・進行を統括する衣笠純子に立ち会ってもらい、初のプレゼンにいどんだ。
脈診カーソル教室の三浦一郎は「ふりかけ」で世界を変える。八客想亭教室の鈴木悠也は「靴」で世界を発見する。時たま音だま教室の高本沙耶は「マスク」が世界だったと訴える。彼らが持ち出したのは、どれも日常的なささやかなモノだ。小さなモノからどれだけ豊穣な世界を描けるかがハイパーミュージアムのチャレンジである。林頭や師範からのディレクションやコメントを受け、学衆と師範代は勧学会に駆け戻る。実は3教室とも、もう毎日のように、勧学会での議論とzoomミーティングを重ねている。
リハーサル好きは校長のミームでもある。田中泯さんとの舞台でも、丸善150周年記念講演「千夜千冊の秘密」でも、何度も入念にリハーサルを行ったときく。本番直前のリハこそが前夜祭、そのタイミングでしか気づけない、生まれないものがある。きっと、ここから相転移が起こる。これから3日でプランはハイパーの境地に到達するにちがいない。もう1回の本楼リハを経て、本番は21日(月・祝)16時から。47[破]の本気を目撃せよ。
アイキャッチは、時たま音だま教室学衆の高本沙耶&細田陽子師範代のなごやかコンビ。後ろ姿の林頭が見守る中、初プレゼンに臨んだ。
原田淳子
編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。
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コメント
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2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。