48[守]の大冒険 ワジマール船長「渡」を越える

2021/11/19(金)09:26
img

 またの名をワジマール船長という。電束青猫教室師範代、輪島良子のことである。004番「地と図の運動会」で教室に突然あらわれたワジマール船長は、7人の学衆の回答を「電束青猫連結筏舟」として1つにし、まとめ指南を行った。

 

小さな筏に一人ずつ乗っているけど、列になって旅をしていたんだと気づき楽しんでいます(学衆Y.S)

 

 電束青猫教室には、輪島が回答から掬い取ったワジマール・ワールドが、威勢の良い掛け声やオノマトペとともに弾むように広がる。それが伝播し、回答のテンポが軽やかで速い。毎日コメントを届ける学衆Y.Hを筆頭に、矢のように回答が飛んでくる。いわばラブレターが結んである“たくさんの矢文”が届くのである。顔をほころばせる輪島だが、時には思うように時間が取れないこともある。師範代は皆ポリロール。仕事もあれば家事もある。そんななか、鈴木康代学匠の檄が届いた。


 「お題と指南が離れると指南を読んで気づいたことを次の回答にイキイキと反映させていくことが難しくなります」

 

 48[守]が用法1から用法2へ差し掛かろうとしている時、学衆が指南を読まずに用法の境界を越えることがあってはいけない。強い決意と共に今を契機と捉えた輪島は、時間と事情を編集し、深夜から翌朝10時まで、10時間で11指南を休む間もなく届けた。

 

 ワジマール船長は晴れ晴れとした表情で次の冒険へと舵を切る。学衆が編集稽古の日常を当たり前のものとし、守の奥に一歩進もうとする時、師範代も1つ「渡」を越えた


  • 森本康裕

    編集的先達:宮本武蔵。エンジンがかかっているのか、いないのかわからない?趣味は部屋の整理で、こだわりは携帯メーカーを同じにすること?いや、見た目で侮るなかれ。瀬戸を超え続け、命がけの実利主義で休みなく編集道を走る。

  • 次は[守]の出番 第1回番ボースタート―50[守]

    11月は「渡をこす」月だ。    19日。世界読書奥義伝 第15季[離]の退院式が行われ、イシス編集学校の奥の院での学びを納めた15離衆と火元組が互いを言祝いだ。  13日。49[破]で第1回アリスとテレス賞 […]

  • 教室に明かりが灯る―50[守]

    学衆に5通のメールが届く。50[守]開講の前日、20名の師範代は緊張の面持ちで自身の教室にメッセージを送った。明日から稽古が始まる[守]の学衆に向けて、編集稽古の心構えを綴ったものだ。   ─[守]編集稽古・ […]

  • 師範代に受け継がれるミーム―50[守]

    師範代にとって決意の日だった。10月20日。イシス編集学校の全ての師範代が登録されている「師範詰所」に新たに20名が加わった。24日の開講を控えた50[守]師範代である。   このメンバーならきっと突出した5 […]

  • 切実も渇望も抱えて:チーム哀楽ロマネスコ【79感門】

    感門之盟は旅立ち前の宴である。2日間にわたって行われた第79回感門之盟。感門を迎えた49[守]、48[破]、37[花]の学衆、入伝生、指導陣がリアル・オンラインで集い、互いを言祝いだ。  49[守]切実ゲノム教室師範代 […]

  • 速修は定常の番ボーと共に―49[守]速修スタート!

    5月23日も出会いの日である。  22日に49[守]定常コースで一斉にスタートした番選ボードレール(番ボー)で、学衆と師範代のラリーの応酬が勢いを増すと同時に、49[守]速修コースが開講した。 ほとんどのお題が1日1題 […]