先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。

やはり今年も雨だった。卒門、突破、績了、放伝をむかえ、あまたの門のむこうで咲き誇る花々には、したたる水滴が輝きを添える。
オンラインの参加者を出迎えたのは、水玉の帯をまとった律師・八田英子。やや緊張の面持ちで、うやうやしく開幕を告げる。
東京・豪徳寺のISIS館の玄関口 井寸房ですらり背筋を伸ばすその姿は、茶室に生けられた瑞々しい百合のようだった。
王羲之の「卒意の書」のエピソードを引きながら、オンラインであろうとも一度きりのこの感門をリアルタイムで寿ごうと呼びかける。その口元は、松岡正剛校長が「もっといけ」と背中を押した気合の紅で彩られている。
2021年3月13日、第75回感門之盟「Inform共読区」開幕。
2日にわたり、本楼劇場から大阪へ九州へ、ウラジオストクへ、ハワイへ送られるのは、即時編集されゆく共読区のいまだ。その一部始終を、この遊刊エディストで目撃せよ。
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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2025-10-20
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2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。