私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

「劇薬投下の気分で」と局長佐々木千佳が漏らした。初日の司会2名の紹介のときだった。
第78回感門之盟1日目を率いるのは、井ノ上シーザーと平野しのぶである。井ノ上シーザーは、遊刊エディストではDUST王として名を馳せる。42[守]では師範井ノ上と師範代平野がチームを組んだ。平野は仕事柄、年間100回以上は飛行機で移動する空飛ぶ”感ビジネス”レディ。「20分しかない」と空港ラウンジから送った指南が、べらぼうに読ませる。平野の即応力と井ノ上のDUST力がほとばしる1日になるはずだ。
▼平野しのぶのファッション草子
今回のために、目白で仕入れた銘仙の一重。襦袢ではなく白のタートルネックに、ポインテッドトゥの黒革ブーツをあわせ、着物をドレス風に纏うのが平野流。
▼井ノ上シーザーのファッション草子
当日リハでは帽子着用。開始40分前、校長松岡正剛が到着。照明と顔映りの相性を細かく調整した挙げ句、「いつもかぶってるの?」「いいえ」という一瞬の問答で、帽子ナシが決まった。
幻のハット着用ショットをチラ見せしよう。舞台裏スタッフからは「椎名林檎と宮本浩次、いやトータス松本……?」と囁かれている。
撮影:上杉公志、梅澤奈央
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。