「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。

エディストカメラ部がついに発足した。これまで通り遊刊エディストに写真・動画記事を寄稿しているだけであれば、カメラ部までは必要なかったかもしれない。しかし、今夏ISIS編集学校はいよいよ公式インスタグラムを始めるということになり、写真・動画担当としてカメラ部は小さく産声をあげた。
初期メンバーは三人が集まった。一人目はエディストで唯一動画記事連載を持つ林朝恵。二人目は「近大文楽」でもカメラマンとして抜擢された木藤良沢。そして三人目はエディスト編集部 後藤由加里。
三人ともカメラは好きだが、あけてみれば全員「インスタ?やったことない」というド素人たちであった。キックオフミーティングに同席していたエディスト編集部メンバーの表情は皆一様に固まっていた。
さて、まっさらなパレットに何をどう描いていくか。インスタ開設が迫る中、カメラ部はゆっくりとスタートを切った。
(つづく)
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
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コメント
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2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
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2025-08-26
コナラの葉に集う乳白色の惑星たち。
昆虫の働きかけによって植物にできる虫こぶの一種で、見えない奥ではタマバチの幼虫がこっそり育っている。
因みに、私は大阪育ちなのに、子供の頃から黄色い地球大好き人間です。