私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

男は、思わず箱を開けた。
開けるなと言われたが、禁止とはそもそも淫らな誘いである。
もくもくもく
もわもわもわ
白い煙は空に消え、残ったのは白い髭をたくわえた初老の自分だけ。
言わずと知れた、浦島太郎のラストシーンである。
さあさあさあ、箱には何が入っていたのやら。
●集まれ編集の森 6月20日(土)14:00スタート
実香連インターアクターのわたくし鈴木花絵が、日本古代文学、伝承文学の大家であり、作家三浦しをんさんの父君でもある、三浦佑之名誉教授をスペシャルゲストにお招きし、エディットツアーを開催する。
前半は千夜千冊にも取り上げられた三浦氏の『浦島太郎の文学史』をトリガーに、ものがたりの秘密を縦横無尽に対談形式で語って頂き、後半は三浦氏も参加してのイシス編集稽古、という二部構成である。
●エディットツアーフリースタイルに挑戦
オンラインは関係も反応もフラットになりやすい。
視点が固定化し、本来同時多発的に身体に湧き起こる五感のざわめき編集は期待できない。
でもみんなに本楼を感じて欲しい。一緒に空間を見上げたい。
内輪向けだけでなく、でも外向けのハウツーでもなく、編集学校のウチとソトを行ったり来たりしながら、フリーな編集談義を深めるイベントをしてみたい。
そこから生まれる刺激も気づきもあるのではないか。
勝手にカメラアングルを頼み込む。
勝手にゲストを呼び込む。
従来のエディットツアーにはない我儘な挑戦に、吉村林頭がやってみればと応えてくれる。
編集学校は、なんといっても可能性に滅法寛大なのである。
という訳で、イシスな人も、お初な人も、ご一緒したい。『破』物語編集を控えた諸君にも、三浦先生の話はきっと面白いと思う。
玉手箱ってなんなのか。
編集稽古ってなんなのさ。
むくむくむく
むはむはむは
スペシャルゲストを迎えてのまたとないエディットツアー、目下プランニング中。
皆さんどうぞお待ちしています。
三浦氏登壇のZoomエディットツアーお申込みはこちら。
鈴木花絵
編集的先達:カール・グスタフ・ユング。花もあり、絵にもなる。名は体を表わすとの言葉通り、華麗なルックス、流麗な語り、秀麗な文筆の才女。卓抜な編集発想とバランス感覚も併せ持つオールラウンダーのお姉さま。
◆ 今年は奇妙な夏でしたね。 東京オリンピックが開催され世界中からアスリートやメディアや観光客が来日し、日本中が高揚感と熱気に包まれる筈だったのですが、描いた未来は蜃気楼のように消え、 […]
コメント
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2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。