湯呑みを手のひらにのせ、いつものお茶をすする。
あたり前のようにあるお茶だけど、
ひと雫にどれだけの情報が宿り、いかに編集されてきたものであるか、
「問い」を立てない限り語ってはくれません。
お茶にあるものは、カテキン、カフェインといった成分だけでしょうか。
そうではないはずです。
地を耕し、人を育て、時代を作り、世界を編むほどの底知れない力を秘めている。お茶の物語に耳を傾け、情報を読み取るために必要なのは「編集力」です。
九州に軸を置く「九天玄氣組」は、【お茶から九州を読み解く】というお題を立て、お茶の歩んだ編集の歴史に分け入ることにしました。そこから見えてきたものとは。
4月10日のエディットツアーでは、読み解きの醍醐味である編集のプロセスごとお楽しみいただきます。
九州とのゆかりや、お茶への興味の有無を問わず「読み取る方法」に注目してご参加ください。身近にある意外なものが語りはじめるかもしれませんよ。
さあ、一杯のお茶から九州今昔の旅へでかけましょう。
※九天玄氣組15周年企画
■日時:2021年4月10日(土)15:00~16:30
■会場:Zoom(お申し込みの方に参加用URL、パスワードをお送りします)
■参加費:1,100円(税込)
■定員:先着30名様
■出演:上原美奈子、中野由紀昌、石井梨香、田中さつき、九天玄氣組
■お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/271
※ご参加の際にはお好きなお茶をご用意ください。
※終了後、アフター茶会(20分)も予定しています。
中野由紀昌
編集的先達:石牟礼道子。侠気と九州愛あふれる九天玄氣組組長。組員の信頼は厚く、イシスで最も活気ある支所をつくった。個人事務所として黒ひょうたんがシンボルの「瓢箪座」を設立し、九州遊学を続ける。
守破離という編集の道筋に学びつつ、九州を旗印に掲げて活動する「九天玄氣組」。義理と人情を秤にかけりゃ圧倒的に人情が勝るが、やると決めれば鬼にも化すし仁義も通す。しかし侠気めいた九天の生態を知る者はどれだけいるのだろう。風 […]
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