一杯のお茶から九州を読み解く方法 ~九天玄氣組と「七茶の法則」【ツアー@九州】

2021/03/18(木)09:10
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湯呑みを手のひらにのせ、いつものお茶をすする。


あたり前のようにあるお茶だけど、
ひと雫にどれだけの情報が宿り、いかに編集されてきたものであるか、
「問い」を立てない限り語ってはくれません。

お茶にあるものは、カテキン、カフェインといった成分だけでしょうか。
そうではないはずです。

 

地を耕し、人を育て、時代を作り、世界を編むほどの底知れない力を秘めている。お茶の物語に耳を傾け、情報を読み取るために必要なのは「編集力」です。


九州に軸を置く「九天玄氣組」は、【お茶から九州を読み解く】というお題を立て、お茶の歩んだ編集の歴史に分け入ることにしました。そこから見えてきたものとは。

4月10日のエディットツアーでは、読み解きの醍醐味である編集のプロセスごとお楽しみいただきます。

九州とのゆかりや、お茶への興味の有無を問わず「読み取る方法」に注目してご参加ください。身近にある意外なものが語りはじめるかもしれませんよ。

 

さあ、一杯のお茶から九州今昔の旅へでかけましょう。

 


※九天玄氣組15周年企画




■日時:2021年4月10日(土)15:00~16:30
■会場:Zoom(お申し込みの方に参加用URL、パスワードをお送りします)

■参加費:1,100円(税込)
■定員:先着30名様
■出演:上原美奈子、中野由紀昌、石井梨香、田中さつき、九天玄氣組
■お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/271

※ご参加の際にはお好きなお茶をご用意ください。
※終了後、アフター茶会(20分)も予定しています。

 

  • 中野由紀昌

    編集的先達:石牟礼道子。侠気と九州愛あふれる九天玄氣組組長。組員の信頼は厚く、イシスで最も活気ある支所をつくった。個人事務所として黒ひょうたんがシンボルの「瓢箪座」を設立し、九州遊学を続ける。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。