おやこ編集ワークの「べからず3選」公開!4/3(土)開催【ツアー@おやこ】

2021/03/15(月)08:00
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おやこワーク

小さなお子さんと親子で編集体験ができるおやこ編集ワーク。回を重ねるごとに参加親子が増加中です。次回開催は4月3日、ISISフェスタオンラインツアーに決定しました!

 

開催に先駆けて、おやこ編集のナビより、お父さんお母さんへオンラインワーク時の「べからず3選」をお伝えします。

 

1)止めるべからず
2)謝るべからず
3)計るべからず

 

そのこころは――

 

1)止めるべからず
子どもがモニターの前からいなくなってもいいです。途中でいなくなってもOK、また戻ってきてもOKです。
椅子から離れているあいだ、親はヒヤヒヤしますが、戻ってきたら何事もなかったようにワークに戻れますのでご安心を。

 

2)謝るべからず
子どもはプログラム通りには動きません。そのたびに謝るよりは、困っている現場を周りに見せてしまいましょう。そうすることで、自分が何に困っているかに気づけたという声あり。

 

3)計るべからず
大人の了見で正解を予想してはいけません。
子どもの〈回答〉にNOを言わず、どんな〈回答〉も提出してしまいましょう。一見関係がないものが実はつながるという編集体験ができます。
また、お題と〈回答〉に関係を見出せると、「わが子はこういうところに注目するのか!」と子どもの新しい顔を発見できます。

 

以上がお父さんお母さんのカマエとなります。

 

一方、ナビゲーターは、子どもたちが持ってきたものを「同じ色のものを見つけられたね」「材料から見つけたんだね!」「かたちに注目してるね!」と即席指南していきます。
ナビの言葉に自信がでてくる子どもたち。みんなどんどん大胆になっていくのも見どころです。

 

そんな編集ワークに親子で参加してみませんか。
お子様連れでなくても「子どもと編集」に興味がある方も歓迎します。

 

4/3のお題は「ものしりとり」です。
「あかいもの(たとえば、りんご)」からスタート!
何が出てくるか、ご一緒に見守りましょう。


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イシスフェスタ・オンラインツアー@おやこワーク
■日時:2021年4月3日(土) 10:00~11:30
■会場:オンライン(Zoomを利用します)

   お申込の方に参加用URL、パスワードをお送りします。
■料金:1100円(税込)

お申し込みはこちらから

 

  • 吉野陽子

    編集的先達:今井むつみ。編集学校4期入門以来、ORIBE編集学校や奈良プロジェクトなど、18年イシスに携わりつづける。野嶋師範とならぶ編集的図解の女王。子ども俳句にいまは夢中。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。