空海にカリマコス、パウル・クレーに与謝野晶子、ヴィヴィアン・ウエストウッドに平尾誠二。
9月7日の感門之盟で松岡正剛校長が挙げたエディストたちの一部だ。だが、当日明かされなかった編集的先達が他にもいたことを知る人は少ないだろう。伏せられたその人こそ「森繁久彌」なのである。
松岡校長が解説を担当した『全著作〈森繁久彌コレクション〉』(藤原書店)が10月25日(金)に刊行される。自伝やエッセイなどの作品群が全5巻に再編集され、他にも鹿島茂氏、片山杜秀氏らが解説にあたった。発刊を記念しシンポジウムを行う。10月18日(金)午後5時開場、有楽町朝日ホールにて。歌手の加藤登紀子氏や俳優の宝田明氏らが登壇予定だ。
アナウンサーや俳優、歌手や声優などのポリロールを貫き、千夜千冊590夜『品格と色気と哀愁と』(朝日新聞社)では、松岡校長をして「昭和史とは森繁久弥の歴史だったのである」と言わしめた。今回の書籍刊行とシンポジウムにて、「モリシゲ節」に秘められた知や方法がまた一つ明らかになる。
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
【速報】イシス編集学校が「面影」を重視する理由(38[花]敢談儀)
Twitterの「View Count」導入をどう捉えるか 「情報の捉え方」がたった一人の判断で変えられてしまう。 「限られた基準」でしか評価がなされなくなる。 このような状況は誰しも避けたい […]
【速報】DOMMUNEで電子版『情歴21』記念イベントLIVE配信中!
2022年12月6日、「ジョーレキ」こと『情報の歴史21』の電子版が発売となった。 その「ジョーレキ」を使い倒し、遊び倒すライブイベントがDOMMUNEにてリアルタイムで開催中! […]
「見立て」で新たな概念工事を【50守伝習座 学匠メッセージ】
転じる〜コロナ社会の自縄自縛から再編集へ〜 2022年日本。12月に入るやいなや、全国的な寒波が到来した。季節が動いた。 2020年春のコロナ禍からおよそ3年。手探りだったオンラインにも慣れ、コロナ状態での講座にもプ […]
松岡校長メッセージ「イシスが『稽古』である理由」【38[花]入伝式】
2022年10月22日、38[花]入伝式がスタートした。校長 松岡正剛の開幕メッセージをお届けする。 37[花]では「現代を乱世」と捉え、南北朝の乱世を生きた世阿弥にあやかる方法を紹介した松岡校長。今期は「 […]
【受付開始】10/30〜輪読座「三浦梅園『玄語』を読む」情報公開&申込受付中!
10月30日(日)より輪読座 日本哲学シリーズが開座する。この秋のテーマは「三浦梅園『玄語』を読む」に決定し、情報公開とともに受付がはじまっている。 輪読座では、これまで古事記・日本書紀、万葉集、空海、世阿弥、西田幾 […]