体験!正解のない時代に効く「編集力」ツアー開催

2022/07/26(火)20:21
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 イシス編集学校は、世界でひとつの方法の学校である。
「そこで何が手に入るのか?」と疑問に思ったなら、即エディットツアーに申し込むべし。
[守]選りすぐりの指導陣による、とっておきの編集体験が待っている。

★49[守]受講中のみなさんの声

 

 ・思考の癖が筒抜けになっている指南にゾクッ

 ・一度で最適解を出してしまわなくて良いことに気づく

 ・編集と同じく日々の生活にも正解はないよな

 ・好きなものと苦手なものを、以前よりも、わくわくする組み合わせにするには?と考えられるようになった気がします。

 ・奥の奥にあるものを見ていくことが大事なんだと感じています。自分も含めてみなさんも、はかり知れないものを持っているんですね。

 ・「なんにでもなれるじゃん!」なんて思って、面白い時間を過ごしました。

 ・無理!の先に意外な回答がひょっこり顔を出す感覚を味わえました。

 ・個人知レベルを育てる事とそれを他者にも理解してもらえるようにしていく事が共有知の可能性につながっていくんだなあと。意外と世界の動きを変えたり見方を変えたりする大きな力の源になるんだろうなあとあれこれ考えてしまいました。

 ・メールの世界に冒険の世界が広がったような楽しさを感じています。

 ・言葉の言いかえを考えることが記憶や思考を刺激することを実感しました。

 

 ◆体験!正解のない時代に効く「編集力」ツアー       

 
 日時:8月14日(日)10:30~12:00
 場所:オンライン

 内容:[守]の現役指導陣が、ワーク仕立てで[守]の稽古内容をご案内します。どなたでもゲーム感覚で楽しくご参加いただけます。リアル指南あり。

 参加費:1,100円(税込)

 ナビゲーター:イシス編集学校 基本コース[守]師範 新井和奈・阿曽祐子

 

   お申し込みはコチラから
   

   10月に開講する50[守]コースはコチラ

  • 石井梨香

    編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。

堀江純一

2025-06-20

石川淳といえば、同姓同名のマンガ家に、いしかわじゅん、という人がいますが、彼にはちょっとした笑い話があります。
ある時、いしかわ氏の口座に心当たりのない振り込みがあった。しばらくして出版社から連絡が…。
「文学者の石川淳先生の原稿料を、間違えて、いしかわ先生のところに振り込んでしまいました!!」
振り込み返してくれと言われてその通りにしたそうですが、「間違えた先がオレだったからよかったけど、反対だったらどうしてたんだろうね」と笑い話にされてました。(マンガ家いしかわじゅんについては「マンガのスコア」吾妻ひでお回、安彦良和回などをご参照のこと)

ところで石川淳と聞くと、本格的な大文豪といった感じで、なんとなく近寄りがたい気がしませんか。しかし意外に洒脱な文体はリーダビリティが高く、物語の運びもエンタメ心にあふれています。「山桜」は幕切れも鮮やかな幻想譚。「鷹」は愛煙家必読のマジックリアリズム。「前身」は石川淳に意外なギャグセンスがあることを知らしめる抱腹絶倒の爆笑譚。是非ご一読を。

川邊透

2025-06-17

私たちを取り巻く世界、私たちが感じる世界を相対化し、ふんわふわな気持ちにさせてくれるエピソード、楽しく拝聴しました。

虫に因むお話がたくさん出てきましたね。
イモムシが蛹~蝶に変態する瀬戸際の心象とはどういうものなのか、確かに、気になってしようがありません。
チョウや蚊のように、指先で味を感じられるようになったとしたら、私たちのグルメ生活はいったいどんな衣替えをするのでしょう。

虫たちの「カラダセンサー」のあれこれが少しでも気になった方には、ロンドン大学教授(感覚・行動生態学)ラース・チットカ著『ハチは心をもっている』がオススメです。
(カモノハシが圧力場、電場のようなものを感じているというお話がありましたが、)身近なハチたちが、あのコンパクトな体の中に隠し持っている、電場、地場、偏光等々を感じ取るしくみについて、科学的検証の苦労話などにもニンマリしつつ、遠く深く知ることができます。
で、タイトルが示すように、読み進むうちに、ハチにまつわるトンデモ話は感覚ワールド界隈に留まらず、私たちの「心」を相対化し、「意識」を優しく包み込んで無重力宇宙に置き去りにしてしまいます。
ぜひ、めくるめく昆虫沼の一端を覗き見してみてください。

おかわり旬感本
(6)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(著)今西康子(訳)みすず書房 2025