「夏は多読ジムしかない!」3つの理由

2022/06/27(月)13:57
img JUSTedit

今日も暑い一日になりそうですね。もう夏本番となると海か? 山か? プールか? いやいや、まずは読書っしょ。ということで、多読ジムseason11・夏がいよいよ〆切間近です! ヤバいです! ヤバすぎます。

 

迷っているなら、今しかない! 迷ってなくても、やるしかない! 「夏は多読ジムしかない」という3つの理由をご紹介しましょう。

 

●多読ジムしかない理由①:ホントにないんです…。
4月に守破離、花伝所とイシスの講座は一斉にスタート。どの講座も次の開講は秋、10月です。と、こ、ろ、が・・・この夏に始まるコースが一つだけあるのです。それはもちろん「多読ジム」! いま、編集学校で受講できる講座は、世界で唯一、多読ジムしかない! ぼんやり夏を過ごすくらいなら、多読ジムで熱い夏にしましょうー!

 

●多読ジムしかない理由2:だって「編集」なんです。
今回の「エディション読み」は待ちに待った『編集力』! 校長の松岡正剛がこの『編集力』だけは何度も何度も読み込んでもらいたいと力をこめた特別なエディションです。イシス編集学校で学んだものならもちろん、必ずや読みこなしたいところですが、この本、なかなかの超難解な一冊に仕立てられております…。でも、ご安心ください。多読ジムでは、10人の冊師たちが軽快に、そしてホンゴジラ大音冊匠が豪快にナビしてくれます!


●多読ジムしかない理由3:校長セイゴオLOVEなんです
season11・夏のテーマは「セイゴオ尽くし」。え? 「セイゴオ尽くし」って? まずエディションは『編集力』、そしてブッククエストの選書リストはなんと校長本『フラジャイル』に取り上げられた垂涎ものの本たちです。最後の課題の三冊筋プレスでは、かつて校長が立ち上げた工作舎さんからのセレクトをご用意しています。たった3か月で、編集王・松岡正剛を丸呑みできる? こんなチャンスなかなかありません。校長LOVEなら、いましかない!

https://edist.isis.ne.jp/just/tadoku_kousakusha/

 

さあ、ぐずぐずしている時間はありません! ぜひふるってご参加ください♪

 

★――詳しい内容をもっと知りたい方は、
以下の【遊刊エディスト】にアクセスしてごご覧ください。
───────────────────────────
<多読ジム>「season 11 夏」◆ただいま申込み受付中☆彡

◎開講日:2022年7月11日(月)~11週間

▼講座詳細・お申込みはコチラ
https://es.isis.ne.jp/gym

 

申込み締め切り:7月4日(月)


★★編集の夏!セイゴオの夏!

<1>ブッククエスト :『フラジャイル』から厳選リスト
<2>エディション読み:『編集力』
<3>三冊筋プレス :虫めづる3冊(工作舎コラボ)

詳細はこちらをご覧ください

https://edist.isis.ne.jp/just/tadoku-season11/

 

三冊筋プレス★版元コラボ第2弾:工作舎
https://edist.isis.ne.jp/just/tadoku_kousakusha/

───────────────────────────

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。

堀江純一

2025-06-20

石川淳といえば、同姓同名のマンガ家に、いしかわじゅん、という人がいますが、彼にはちょっとした笑い話があります。
ある時、いしかわ氏の口座に心当たりのない振り込みがあった。しばらくして出版社から連絡が…。
「文学者の石川淳先生の原稿料を、間違えて、いしかわ先生のところに振り込んでしまいました!!」
振り込み返してくれと言われてその通りにしたそうですが、「間違えた先がオレだったからよかったけど、反対だったらどうしてたんだろうね」と笑い話にされてました。(マンガ家いしかわじゅんについては「マンガのスコア」吾妻ひでお回、安彦良和回などをご参照のこと)

ところで石川淳と聞くと、本格的な大文豪といった感じで、なんとなく近寄りがたい気がしませんか。しかし意外に洒脱な文体はリーダビリティが高く、物語の運びもエンタメ心にあふれています。「山桜」は幕切れも鮮やかな幻想譚。「鷹」は愛煙家必読のマジックリアリズム。「前身」は石川淳に意外なギャグセンスがあることを知らしめる抱腹絶倒の爆笑譚。是非ご一読を。

川邊透

2025-06-17

私たちを取り巻く世界、私たちが感じる世界を相対化し、ふんわふわな気持ちにさせてくれるエピソード、楽しく拝聴しました。

虫に因むお話がたくさん出てきましたね。
イモムシが蛹~蝶に変態する瀬戸際の心象とはどういうものなのか、確かに、気になってしようがありません。
チョウや蚊のように、指先で味を感じられるようになったとしたら、私たちのグルメ生活はいったいどんな衣替えをするのでしょう。

虫たちの「カラダセンサー」のあれこれが少しでも気になった方には、ロンドン大学教授(感覚・行動生態学)ラース・チットカ著『ハチは心をもっている』がオススメです。
(カモノハシが圧力場、電場のようなものを感じているというお話がありましたが、)身近なハチたちが、あのコンパクトな体の中に隠し持っている、電場、地場、偏光等々を感じ取るしくみについて、科学的検証の苦労話などにもニンマリしつつ、遠く深く知ることができます。
で、タイトルが示すように、読み進むうちに、ハチにまつわるトンデモ話は感覚ワールド界隈に留まらず、私たちの「心」を相対化し、「意識」を優しく包み込んで無重力宇宙に置き去りにしてしまいます。
ぜひ、めくるめく昆虫沼の一端を覗き見してみてください。

おかわり旬感本
(6)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(著)今西康子(訳)みすず書房 2025