棚下照生。この忘れられたマンガ家が、最近、X(ツイッター)で話題になっていた(なぜかは知らないが)。大人漫画のタッチで劇画を描くという、今となっては完全に絶滅した手法が、逆に新鮮に映るのかもしれない。代表作『めくらのお市物語』は、連載当時、大変な人気で、映画やテレビドラマにもなったのだが、現在では、タイトルに問題アリで、復刊の目途もない。もしも古本屋で見かけることがあったら絶対買いです。
器に金箔で絵が描かれている。
箸を割ったら金粉が舞い踊る。
カステラに金箔がのっている。
お茶に金粉が浮いている。
「金」は金沢らしさをあらわす色の1つです。
加賀藩の歴史に由来をもつ武家や技芸の文化、それらの精神性を反映した建築や料理などに現れる「金沢らしさ」も、ずいぶんと語られてきました。
一方で、鏡餅の1つがピンクだったり、エスカレーターの右左どちらにも立っていたり、バスに無料の傘が置かれていたり、現代の日常に隠れている「金沢らしさ」もたくさんあります。
地元の人にとっては当たりまえすぎて背景化(透明化)している習俗、ごく日常的な習慣や行事や言葉遣いから、「まだ語られていない金沢らしさ」「かくれた金沢」にせまってみるのが、今回の編集ワークです。
アブダクティブ・アプローチは、平均的判断や保守的な前例主義を飛び越える思考過程。その根幹をなす推論「アブダクション」を提唱するチャールズ・パースは、それを「新しいアイディア(観念)を導く唯一の論理的操作である」といいます。
発見的で探求的なアブダクティブ・アプローチによって、未言及の金沢らしさをいっしょに語りおこしてみましょう。
本ワークは「考える」「発見する」「企画する」「分析する」にも応用可能です。金沢を良く知る方も、知らない方も、どうぞどうぞ。
みなさんのご参加お待ちしています。
(記事執筆:中川将志)
イシスフェスタ・エディットツアー
■日時:2021年4月4日(日)10:30ー12:00
■会場:Zoom(お申し込みの方に参加用URL、パスワードをお送りします)
■参加費:1,100円(税込)
■定員:先着12名様
■出演:中川将志・八田英子
■お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/283
八田英子
編集工学を世界に広めるために編集工学研究所に入所した元SE。イシス編集学校の講座プロジェクトを全面的に支える。人を懐に入れる卓越したコミュニケーション力で老若男女を魅了するイシス・コミュニティのネットワーカー。編集的先達は沢田研二。
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コメント
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2026-02-19
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小川の水底での波乱万丈を生き抜き、無事に変態を遂げた後は人家の周りにもヒラヒラと飛んできてくれるハグロトンボ。「神様とんぼ」の異名にふさわしく、まるで合掌するかのように黒い翅をふんわり広げては閉じる。
2026-02-10
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