読んだら書こう! よみかき編集ワーク@子ども編集学校、8/7に開催決定

2021/07/27(火)13:31
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 「よみかき編集ワーク by子ども編集学校」、今年も夏休み期間のに8月7日(土)に開催される。

 ワークのゴールは、「好きな本の紹介文を書くこと」。
 だが、いきなり書きはじめたりしない。

○まずはみんなで「連想術」を遊んでウォーミングアップ。
○ワークシートと付せんを使って、本からことばを自由に取り出す。
○情報を並べる「型」をつかんで、付せんをあれこれ動かす。
○本屋さんのポップや帯をまねする感覚で、紹介文を仕上げる。

 

ポイントは情報を動かす「型」のナビゲーションと参加者同士の交し合いがあること。ワイワイ共読しているうちに本のいろいろな「顔」がみえてきて、言葉がどんどん出てくるようになる。




イシス子どもフィールドの得原藍ナビ

 

『かいけつゾロリ』連想図

 

 

 ワークで使う本に制限はもうけていない。「好き」ならどんな分野でもOK。

 よみかき編集ワークは、子ども編集学校のベースとなるワークショップで、豪徳寺の本楼、公立図書館、小中高の学校、オンラインでのべ1万人が体験してきた。
 紹介文をふくらませると「読書感想文」になる。
「ワークのあと、読書感想文がすらすら書けました」という声がたくさん届いている。「うちの子、書くのが苦手みたい」とおかあさん、おとうさんが感じている子どもほど、変化がめざましい。
 
 本を読んで感じたことを書くことは、苦しいことじゃない。
 知ったら、知らせたい。
 ヒトにひそむ欲求を解放し、「見方」を解発するイシスの「よみかき編集ワーク」。
 まだの方はぜひ一度、体験を!

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イシスフェスタ・オンラインツアー
@子ども編集学校「よみかき編集ワーク」

■日時:2021年8月7日(土)10:30~12:00

■会場:オンライン(Zoomを利用します)
   お申込の方に参加用URL、パスワードをお送りします。
■申込み締め切り 8月5日 13:00
(事前にワークシートを送付します)

■参加費:1,100円(税込)
    イシス子どもフィールドメンバー550円

<ご参加にあたって>
*親子1組で上記料金にてご参加いただけます。
*お子様は小学校高学年におすすめです。
*大人の方でも応用可能なワークです。
*教育関係者の方にもご参考いただける内容です。
 現在企画中の指導者向け講座とあわせてご参加ください。


お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/317

  • 松井 路代

    編集的先達:中島敦。2007年生の長男と独自のホームエデュケーション。オペラ好きの夫、小学生の娘と奈良在住の主婦。離では典離、物語講座では冠綴賞というイシスの二冠王。野望は子ども編集学校と小説家デビュー。

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コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。