「ガンダム」に「おまかせ」!? 出世魚した45[破]の9教室

2020/09/21(月)15:04
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ブリ、スズキ、ボラは、成長とともにその名前が変わる「出世魚」だ。江戸時代には、元服や出世の際に名前を変えたことに似ているため、縁起ものとして出世魚は喜ばれたようだ。

 

イシス編集学校の教室名も“出世魚する”。43期[破]から新しく取り入れられたシステムで、守から破の師範代になるとき、松岡正剛校長によって再編集され、教室名が変わる。

 

今回、10月開講の45[破]に向けて、9つの教室名が出世魚した。八田英子律師から一人一人の名前が呼ばれ、原田淳子[破]学匠が奄美太鼓をおしとやかに叩いて、ドラムロールとともに教室名が発表された。20周年の節目に、これは吉兆だ。第74回感門之盟で発表された教室名は以下の通り。

 

 

◆ 下平真史 師範代

    神島帝釈天教室 →  神島鳴神教室

 

◆ 三國紹恵 師範代

    反転アーク教室 →  つぐつぐアーク教室

 

◆ 梅澤光由 師範代

    糠床ザナドゥ教室 →  語りなザナドゥ教室

 

◆ 牛山惠子 師範代

    サザン流クロス教室 →  雑品屋クロス教室

 

◆ 岡本尚 師範代

    ざこば太郎教室 →  播州ざこば教室

 

◆ 宮原由紀 師範代

    やわらスパイラル教室 →  柔走柔断教室

 

◆ 西由江 師範代

    蓮式パエーリャ教室 →  東方パエーリャ教室

 

◆ 齋藤幸三 師範代

    羅什ガンダム教室 →  ガンダム蓮結教室

 

◆ 古野伸治 師範代

    おまたせ再会教室 →  おまたせ・おまかせ教室

 

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応用コース 第45期[破]

入門日:2020年10月12日(月)

稽古期間:2020年10月19日(月)~2021年2月14日(日)

詳細・お申し込みはこちら

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。