「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

9月20日の第74回感門之盟では、第33期花伝所の放伝式が行われた。
今期は3名の新しい花伝錬成師範が誕生。本楼スタジオでは、初めて花伝師範を担当した方々に贈られる「花伝扇」が、松岡正剛校長から師範たちに手渡された。一人一人を思いながら書かれた、世界に1つの扇である。
◆岩野範昭 錬成師範
◆中村麻人 錬成師範
◆嶋本昌子 錬成師範
また、花伝錬成師範を複数回つとめた方へ、松岡校長が厳選した1冊「師範選書」が授与された。
「いま人類学を変えつつあるティム・インゴルドの人類学の書。了解済みを超えろ、というメッセージが込められているが、人類の歴史はそれをいつも変えてきた。了解を超えていかければならない」と校長は選書に込めたメッセージを語る。
三津田知子花目付、竹川智子花伝師範、深谷もと佳花伝師範、齋藤成憲花伝師範、小川玲子錬成師範が本楼スタジオにて、岡本悟花伝師範は近大特設スタジオから参加し、短いながらも、それぞれがこれからに向けた校長との語り合いを深めたステージとなった。
『人類学とはなにか 他者と“ともに”学ぶこと』
(ティム・インゴルド/亜紀書房)
放伝された皆様、おめでとうございました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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2025-09-16
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このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。