「編集学校をみている方が世界がわかってくる」。松岡校長の言葉を実感するできごとが46[守]別院でも起こった。
2020年から2021年、年をまたいで別院では「年越し札納め」が行われた。初詣もままならない今年ならではの企画だ。
お題は、( )2020年・( )2021年、送る( )・迎える( )のふたつ。カッコの中を埋めて対句をつくるというもの。学衆、師範代、師範に学番輪匠から80枚の札が納められた。
そこには、COVID-19に煽られながらも蠢いた2020年と、矛盾を抱えたまま大きく踏み出す2021年が表れていた。
2020年・2021年の札から象徴的なものを紹介する。
局所的な2020年・大局的な2021年
拓いた2020年・育む2021年
ひらく2020年・むすぶ2021年
耕起の2020年・播種の2021年
連綿キャンセル2020年・間断チャレンジ2021年
どうしよう 2020・こうしよう 2021
しどろ足の2020年・刻み足の2021年
逃げて追いかけた2020年・受けて立つ2021年
潜って2020年・抜けて2021年
忍苦の2020年・謳楽の2021年
眩ます2020年・彩なす2021年
新月の2020年・満月へ2021年
きづく2020年・すすむ2021年
沸々2020年・爛々2021年
番える2020年・放つ2021年
開放の2020年・解放の2021年
放流の2020年・貯水の2021年
座の2020年・機の2021年
澱みの2020年・流麗の2021年
グツグツの2020年・シュワシュワの2021年
46[守]別院は、学衆自らが立ち上げた喫茶店や本棚でにぎわっている。「学衆さん主導でこんなに別院が動いたことが、今まであっただろうか」。編集学校ロールを歴任した渡辺恒久師範がつぶやくほどだ。
1月6日には[守]最大の祭りである「番選ボードレール:即答!ミメロギア」が出題された。回答と指南を繰り返した果てに、どんな世界を見せてくれるのだろうか。ミメロギア番ボーの締め切りは1月11日(月)22時、爛々の46[守]に注目を。
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
春の嵐が吹き荒れた日、本楼の一角に一夜限りのバーが出現した。名前をEDITBARという。 本楼カウンターが表舞台になったのも、マダムと化した[守][破]学匠の胸にスパンコールが光るのも、学衆の隣に師範代がいないのも、初め […]
春の嵐のように、その男は突然やってきた。 感門初日の深夜25時。1本のメールに品川未貴(46[守]四次元カフェ教室師範代)は驚いた。 差出人は46[守]落花狼籍教室師範代の齋藤成憲。なんと明日(正確には今日)、福岡にやっ […]
「エッキョウ汁講」。46[守]襟足バンビ教室師範代、尾島可奈子が願いと決意を込めたネーミングだ。 開講以来、学衆の回答を丁寧に掬い続けてきた。指南はもちろん、囁くような声も聞き逃さず勧学会に共読の場を立ち上げた。稽古 […]
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46[守]別院で「守道連恋」が始まった。卒門を前に師範代が学衆に思いの丈を届ける企画だ。開始前日、号砲係の石井梨香(番匠)は迷っていた。日付が変わってすぐに鳴らすか、夜明けを待つかと。トップを狙う男の顔が浮かんだ。「彼 […]
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