【49[守]教室名一覧】ザリガニ?プラモ?ランドセル? あなたの教室はどれ【78感門】

2022/03/21(月)19:26
img

コーナー名も進化する。新師範代が教室名を授かる「教室名発表」は、今期から「冠界式」と名付けられた。イシス編集学校の唯一無二の教室名は、松岡正剛の手によるもの。新師範代が千夜千冊数寄3夜を選び、教室名案を5つ提出。それを校長松岡正剛がリミックスしたものが、学衆の出会う教室名となる。

 

感門では、イシスに入門したものの一番の晴れ舞台を、ドラム浅羽登志也とキーボード梅澤光由による”the ISIS”なるユニットが一曲ごとに異なる演出で盛り上げる。

▲ときにピタゴラスイッチ、ときにベートーヴェンの運命、ときに唱歌「雨降りお月さん」まで。浅羽はドラムに飽き足らず、農ばさみでザリガニの真似をし、梅澤は弾きそうで弾かないという無音を表現とするなど、音楽の枠を超えた演劇的メディエーションに磨きがかかっている。

 

教室名を受け取った新師範代は「え?!」と絶句する者から、笑いだす者、そして「世間に喧嘩を売りにいくんでしょうか」と震える者まで。

2022年3月21日、第78回感門之盟でお披露目となった新教室名は19。松岡自身が「乾坤一擲」と心を込め、編集の粋を尽くした教室名を、松岡直筆のカードとともにご覧にいれよう。

 

 

◆宮坂由香師範代 / 感応おにぎり教室

 

 

 

◆古澤正三師範代 / 脱皮ザリガニ教室

 

◆小松原一樹師範代 / 八段プラモデル教室

 

◆森重実師範代 / 配線うなる教室

 

◆滝沢章師範代 / 切実ゲノム教室

 

◆三浦純子師範代 / ピッピ乱反射教室

 

◆安田晶子師範代 / キジトラ疾走教室

 

◆寺田悠人師範代 / アニマ臨風教室

 

◆野住智惠子師範代 / 男装いとをかし教室

 

◆総山健太師範代 / ライ8反攻教室

 

◆船山一樹師範代 / 三叉毘沙門教室

 

◆福井千裕師範代 / きざし旬然教室

 

◇ ◇ ◇

 

コーナー中盤では、浅羽・梅澤の”the ISIS”に、トイピアノを持ったイシスのマエストロ上杉公志が乱入。タブロイドに掲載された校長メッセージ「リミックスな三毛猫になりなさい」にちなんで、トリオで「ねこふんじゃった」を軽快にリミックス。

 

◇ ◇ ◇

 

◆古谷奈々師範代 / にじゆら発色教室

 

◆齋藤彬人師範代 / 赤いランドセル教室

 

◆大塚信子師範代 / 唐傘さしていく教室

 

◆西村宜久師範代 / ニシダ鳥肌教室

 


速修コース


◆辻井貴之師範代 / 渇望ネオモード教室

 

◆三津田恵子師範代 / かく書く然り教室

 

◆相部礼子師範代 / 忖度しないわ教室

 


 

新師範代を代表して、にじゆら発色教室師範代古谷奈々が挨拶に立った。古谷は、ロジカルシンキングに嫌気がさしてイシスに入門したという。当然というべきか、[守]も後半の用法3のとき、アナロジカルな思考を鍛えるお題で行き詰まる。そのとき師範代は古谷に言った。「意外性とは、スタバで『きつねうどん』と注文するようなもの」 これほどに意外でよいのかと古谷は目が開いた。

 

花伝所で身体が動かないときもそうだった。「師範はつねに、動くように指導してくれた」「そして、たった1ミリ動いたことでも、師範は評価してくれた」 自分自身よりも、自分の変化を読み取ってくれる指導陣が、イシスにはいるのだ。

古谷の語りに、ソファに身を沈めた校長松岡が大きく頷いていた。49[守]でも猛烈なにじみやゆらぎが生まれること間違いない。

 

文:松原朋子、梅澤奈央

写真:上杉公志、梅澤奈央

命名・カード作成:松岡正剛

 

■49期[守] 〆切迫る

・応募締め切り:2022年4月18日(月)

・開講期間:2022年4月25日(月) ~2022年8月21日(日)

お申し込みはこちらから


  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。