自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
今期、初めて錬成師範をつとめあげた4名には松岡校長から直々に花伝扇が授与された。
◆平野しのぶ 錬成師範(くれない道場)
◆佐藤健太郎 錬成師範(やまぶき道場)
◆堀田幸義 錬成師範(むらさき道場)
◆内海太陽 錬成師範(からたち道場)
林朝恵花目付(左)壇上で扇を受け取る新錬成師範たち。右から内海太陽錬成師範、堀田幸義錬成師範、佐藤健太郎錬成師範。
◇
花伝所で2期以上、師範を担った者には校長松岡がセレクトした師範選書が贈られた。
◆花目付 深谷もと佳
花目付 林朝恵
花伝師範 中村麻人 (くれない道場)
花伝師範 美濃越香織(やまぶき道場)
花伝師範 岩野範昭 (むらさき道場)
花伝師範 吉井優子 (わかくさ道場)
花伝師範 岡本悟 (からたち道場)
錬成師範 阿久津健 (くれない道場)
錬成師範 蒔田俊介 (やまぶき道場)
錬成師範 村井宏志 (むらさき道場)
錬成師範 神尾美由紀(わかくさ道場)
錬成師範 武田英裕 (わかくさ道場)
錬成師範 牛山惠子 (からたち道場)
過去には『事件!』(スラヴォイ・ジジェク、河出書房新社)や『時間の終わりまで』(ブライアン・グリーン、講談社)が贈呈され、ISIS界隈で時の本となった。今回の師範選書はこちら!
『薄墨色の文法――物質言語の修辞学』
今福龍太、岩波書店
(参考:1085夜『クレオール主義』今福龍太)
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
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(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。