37[花]放伝式 花伝扇・師範選書授与【79感門】

2022/09/10(土)20:00
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今期、初めて錬成師範をつとめあげた4名には松岡校長から直々に花伝扇が授与された。

 

 

 

◆平野しのぶ 錬成師範(くれない道場)

 

 

◆佐藤健太郎 錬成師範(やまぶき道場)

 

◆堀田幸義 錬成師範(むらさき道場)

 

◆内海太陽 錬成師範(からたち道場)

 

林朝恵花目付(左)壇上で扇を受け取る新錬成師範たち。右から内海太陽錬成師範、堀田幸義錬成師範、佐藤健太郎錬成師範。

 

 

 

花伝所で2期以上、師範を担った者には校長松岡がセレクトした師範選書が贈られた。

 

◆花目付  深谷もと佳

 花目付  林朝恵

 花伝師範 中村麻人 (くれない道場)

 花伝師範 美濃越香織(やまぶき道場)

 花伝師範 岩野範昭 (むらさき道場)

 花伝師範 吉井優子 (わかくさ道場)

 花伝師範 岡本悟  (からたち道場)

 錬成師範 阿久津健 (くれない道場)

 錬成師範 蒔田俊介 (やまぶき道場)

 錬成師範 村井宏志 (むらさき道場)

 錬成師範 神尾美由紀(わかくさ道場)

 錬成師範 武田英裕 (わかくさ道場)

 錬成師範 牛山惠子 (からたち道場)

 

過去には『事件!』(スラヴォイ・ジジェク、河出書房新社)や『時間の終わりまで』(ブライアン・グリーン、講談社)が贈呈され、ISIS界隈で時の本となった。今回の師範選書はこちら!

 

 

薄墨色の文法――物質言語の修辞学』

今福龍太、岩波書店

(参考:1085夜『クレオール主義』今福龍太

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。