卒門を寿ぐ松岡正剛校長直筆「玄々書」を4人の50[守]師範へ贈呈【81感門】

2023/03/18(土)16:30
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イシス編集学校では、感門之盟にて、初めて師範や番匠などを担当した方々へ、松岡正剛校長直筆の書が贈られる。第81回感門之盟「律走エディトリアリティ」の50[守]卒門式にて、初めて師範ロールを走り遂げた4人へ「玄々書」が贈呈された。

 

玄々書は、松岡校長の俳号「玄月」に由来する。松岡校長が一人一人の姿を思い浮かべながら書く、世界でふたつとない唯一無二のものだ。

 

玄々書 一覧

 

◆50[守] 佐藤健太郎師範

◆50[守]  堀田幸義師範

 

◆50[守] 阿部幸織師範

 

◆50[守] 相部礼子師範

 

長年[破]の師範・番匠ロールを務めたベテラン師範 相部礼子は、意外なことに初の[守]師範ロールとなった。校長松岡からは「相部には、近江ARSでもイシス編集学校でも侃侃諤諤であってほしい」と「侃」に擬いた書が贈られた。「横から見ればISIS(イシス編集学校)にも見えるでしょ」(松岡)

 

ご卒門された皆様、おめでとうございました。 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。