【51[守]教室名一覧】おいでシナプス、カタルトシメス、一月二十五日も仲間入り【81感門】

2023/03/19(日)19:15
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第81回感門之盟も、いよいよ佳境を迎えている。最後にひかえた松岡正剛校長の講義”校長校話”の直前を飾るのは、シン教室名発表のコーナー「冠界式」だ。感門ツウの方は覚えているだろうか、これは49[守]のときに刷新されたコーナー名である。こうして、毎回様々に再編集が行われているのも、イシス編集学校名物、感門之盟の特徴だ。

 

イシス編集学校の教室には、ひとつひとつ唯一無二の教室名がついている。これは、新師範代が千夜千冊から数寄3夜を選び、教室名案を5つ提出したものを、校長松岡正剛がリミックスしたネーミングなのだ。

 

今日の日に、初めて目にするエディットされた教室名を前に、シン師範代たちは驚くのか?喜ぶのか?泣くのか?微笑むのか? 今回は51[守]に登板をひかえた20人に、新しい教室名が贈呈された。こちらで紹介している教室名カードは、松岡校長がひとつずつ直筆したものである。

 

51[守] 師範代、新教室名、教室カード一覧

 

◆奥富宏幸師範代 / 東雲シナジー教室

奥富宏幸師範代 / 東雲シナジー教室

 

◆山崎智章師範代 / 森のシナプス教室

山崎智章師範代 / 森のシナプス教室

 

◆山本昭子師範代 / 光合成センタイ派教室

山本昭子師範代 / 光合成センタイ派教室

 

◆畑本浩伸師範代 / 近場のダイモーン教室

畑本浩伸師範代 / 近場のダイモーン教室

 

◆伊藤誠秀師範代 / カルメンおいで教室伊藤誠秀師範代 / カルメンおいで教室

 

◆大塚早紀子師範代 / 正夢ジップロック教室

大塚早紀子師範代 / 正夢ジップロック教室

 

◆森下揚平師範代 / 配列変えます教室

森下揚平師範代 / 配列変えます教室

 

◆一倉広美師範代 / 五七五クノー教室

一倉広美師範代 / 五七五クノー教室

 

◆原田祥子師範代 / 斜月薫風教室

原田祥子師範代 / 斜月薫風教室

 

◆奥村泰生師範代 / 学匠ただいま教室

奥村泰生師範代 / 学匠ただいま教室

 

◆南田桂吾師範代 / ルイジ・ソージ教室

南田桂吾師範代 / ルイジ・ソージ教室

 

◆佐土原太志師範代 / シビルきびる教室

佐土原太志師範代 / シビルきびる教室

 

和泉隆久師範代 / 熱〜いヤカン教室

 

 

◆吉田麻子師範代 / 若水尽きぬ教室

 

◆本間裕師範代 / ホンロー・ウォーク教室

 

◆重廣竜之師範代 / ダブルヴィジョン教室

 

◆河野智寿師範代 / 「綾」から「艶」へ教室

 

◆新垣香子師範代 / カタルトシメス教室

 

◆束原俊哉師範代 / 一月二十五日教室

 

◆竹嶋克之師範代 / ゆるゆるビーング教室

 

◆鈴木哲也師範代 / 分人庭師教室

 

教室名発表を音楽で彩ったのは、師範・浅羽登志也によるドラム。これまで5期以上にわたり教室名のらしさをドラムセット一つで寿ぎつづけている。

 

「冠界式」の途中には、教室名命名の楽屋裏をスクープしたダイジェスト動画が流れた。動画編集は林朝恵花目付によるもの。

 

「守は縁日、破は山道、花はぬかるみの道」と講座を道で喩えたのは、五七五クノー教室の一倉広美師範代。新師範代を代表してメッセージを寄せた。自分の学衆時代の回答と指南を読み返して「師範代が学衆の可能性を開くための仕掛けをしてくださっていたのか」と気づいたという。「未熟や不足や不安を抱えてチャレンジしていくからこそ、イキイキとした教室運営ができるのではないか。編集が呼吸するように当たり前の世界づくりをしていきたい」と今後への抱負をよどみなく語った。

 

◇ ◇ ◇

 

■基本コース 51期[守] で、お待ちしております

・応募締め切り:2023年4月30日(日)

・開講期間:2023年5月8日(月)~8月20日(日)

お申し込みはこちらから

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。