『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

第81回感門之盟「律走エディトリアリティ」で、記念すべき50[守]を終えた師範代20名に「先達文庫」が授与された。編集学校では一期を全うした師範代に、松岡正剛校長が自ら本を選んで贈る。師範が師範代をねぎらう感門表を授与し、先達文庫を託された鈴木康代学匠が、師範代を称えながら一冊一冊手渡していく。後半10名に贈呈された先達文庫は以下の通り。
◆森川絢子師範代(代々ビオトープ教室)
『山のパンセ』(串田孫一/ヤマケイ文庫)
◆黒田領太師範代(ミネルバ・ロードス教室)
『現代という時代の気質』(エリック ホッファー (著), 柄谷 行人 (翻訳) /ちくま学芸文庫)
◆林愛師範代(みちのく吉里吉里教室)
『江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴』(田中優子/ちくま学芸文庫)
◆山下雅弘師範代(外骨ジャーナル教室)
『全国アホ・バカ分布考』(松本修/新潮文庫)
◆稲森久純師範代(釣果そうか!教室)
『私の百人一首』(白洲正子/新潮文庫)
◆仁禮洋子師範代(悠阿弥アメリ教室)
『子どものための文化史』(ヴァルター ベンヤミン/平凡社)
◆大塚剛史師範代(ここいら普門教室)
『宇宙のランデヴー』(ア−サ−・C.クラ−ク/早川書房)
◆田中志歩師範代(50gエンシオス教室)
『昨日』(アゴタ・クリストフ/早川書房)
◆三浦一郎師範代(参画さしかかる教室)
『未来からの手紙』(カレル・チャペック/平凡社)
◆高本沙耶師範代(とれもろドローン教室)
『歩道橋の魔術師』(呉明益、 天野健太郎/河出文庫)
ご卒門された皆様、おめでとうございました。
◇前半の部:50[守]先達文庫(前半)第81回感門之盟
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
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