多読ジムの冊匠・大音美弥子が毎日届けるブックガイド。
ジムに投稿された発言を取り上げて、その言の葉に寄り添った「読めば、MIYAKO」な一冊をご案内します。
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⊕今日の多読ジム Season06・春⊕
やりたいことは 島を歩く 太陽の下で呼吸する ゆんたくする
やらないことは 電子機器との交信。ときには絶縁しよう
高宮光江さん(スタジオゆいゆい)
和田博文『石の文学館-鉱物の眠り、砂の思考』(ちくま文庫)
かつて海岸線にあまねく存在したという鳴砂の浜も、今やまばら。石英の旅を愛でるのは掌か蹠か、目玉か耳か。稲垣足穂から北園克衛、村山槐多から塩野七生、草野心平から山尾悠子にいたる日本の水晶派、鉱物派、宝飾派…、つまりは「石」に魅せられた人々のアンソロジーは千のWeb会議に勝る。
Info
◉多読ジム season06・春◉
∈TERM
2021年4月12日(月)~6月27日(日)
∈MENU
<1>ブッククエスト(4weeks) :須賀敦子さんの本棚から
選び抜かれた約30~40冊の本の森(書籍リスト)から、本の系統樹をつくり、自分だけの本棚を編集します。
<2>エディション読み(3weeks):『感ビジネス』 [NOW!]
松岡正剛の「千夜千冊エディション」からシーズンごとに1冊を選び、マーキング読書を共読し徹底体得します。
<3>三冊筋プレス(4weeks) :旅する3冊
読み手を意識したアウトプットで“読筋”に負荷をかけながら、選んだ3冊を創文に仕上げます。
∈URL
大音美弥子
編集的先達:パティ・スミス 「千夜千冊エディション」の校正から書店での棚づくり、読書会やワークショップまで、本シリーズの川上から川下までを一挙にになう千夜千冊エディション研究家。かつては伝説の書店「松丸本舗」の名物ブックショップエディター。読書の匠として松岡正剛から「冊匠」と呼ばれ、イシス編集学校の読書講座「多読ジム」を牽引する。遊刊エディストでは、ほぼ日刊のブックガイド「読めば、MIYAKO」、お悩み事に本で答える「千悩千冊」など連載中。
2003年以来、編集学校に明るい灯をともしつづけた池澤祐子師範が彼岸に渡って81日を数える2月26日。彼の人の残り香がそこかしこに殘る本楼で、その不在を本と衣装と歌と花にしのぶ「惜門會」が開かれました。1 […]
【Playlist】読書のお供パリポリ5選(サッショー大音)
誕生日にケーキを食べ、ろうそくを吹き消すのはせいぜい小学生まで。大人の見本、松岡正剛校長には平常心で読書と煎餅を渋茶で満喫していただきたい。そんな5選、お口に合いますかどうか。 ◆ぽんぽん煎餅 […]
本に上巻があれば下巻があるように、EDIT COFFEE前編に続く後編、ご準備しました。 前編はON TIMEをタイトにブーツストラップする3人に登場いただいたが、後編は<iGen7>や<7人7冊>にちなんで「7」にこだ […]
【多読ジム】ツンデレ・ヘルメスにゾッコン-千夜リレー伴読★1782夜『世界と反世界』
新しくなったWeb千夜千冊。最初の一夜はハインリッヒ・ロムバッハ。「ヘルメス知(智)」と「解釈学」をめぐる一冊なので、フショーサッショー同様読みあぐねた方も多かったのでは。 わかりにくいのにチャーミングで […]
角川武蔵野ミュージアムで、セイゴオ好みのコーヒーが発売された? しかもエディットタウンのそれぞれの味がコーヒーになった! と話題のEDIT COFFEE。開発者の和泉佳奈子さん(百間/松岡正剛事務所スペシャルパートナー) […]