太田香保
編集的先達:レナード・バーンスタイン。慶応大学司書からいまや松岡正剛のビブリオテカールに。事務所にピアノを持ちこみ、楽譜を通してのインタースコア実践にいとまがない。離学衆全てが直立不動になる絶対的な総匠。
■前口上 神無月某日、山下洋輔によるオールベートーヴェンプログラムのコンサートが東京芸術劇場で開催された。あとさき顧みずにチケットを確保し、仕事を放り出してでも駆けつけようと画策していたが、直前になって茨城の実家から緊 […]
■えもいわれぬ点々 S:「千夜千冊12の秘密」では、Web千夜になくて「千夜千冊エディション」にあるものとして、「強調点=圏点」をずいぶんクローズアップしてたね。ぼくの「打点」の何がそんなに気になるの? […]
■音楽の先生はヘレン好き? 『ハワーズ・エンド』が「運命」の聴き方によって絶妙に人物を類型化しているということを知らせてくれたのは、阪井恵さんという音楽教育の先生である。阪井先生とは、尺八演奏家の中村明一 […]
■『ハワーズ・エンド』への二つの道 コロナと残暑をやりすごしながら、フォースターの『ハワーズ・エンド』を耽読した。この本を選んだのは、私にとってつねに気がかりな編集道と音楽道(鍵盤道)の二つの道が、たまた […]
■退屈だから意義がある この2年ほど、毎日のピアノの稽古のはじめに、必ずスケール(音階)の練習をやるようにしている。ピアノ生徒の誰もがその重要性を耳タコになるほど言われつづけながら、誰もがやりたがらない、 […]
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