選書はリアル編集稽古 DONDEN

09/26(木)08:45
img

 イシス編集学校と編集工学研究所がコラボレーションするプロジェクトの特徴は、絶妙なスタッフィングにある。2016年1月、近大アカデミックシアターDONDEN選書チームが発足した。ディレクターは学林局・林頭の吉村堅樹、12名のメンバーはプロのマンガ編集者、図書館関係者からマンガマニアまで多彩な顔触れであった。

 

 チームは、約4万冊のマンガ・新書・文庫本の選本に取りかかる。DONDENでは、既存の十進分類法ではなく、新たな分類軸で本棚を構成する。メンバーは、編集方針に従って、歴史からスポーツまで各分野のマンガ・新書・文庫本をリストアップした。

 

 おのずとさまざまなエラーが生じる。例えば、本棚のスペースと本の数量のミスマッチ。選んだ本が入手不可能な場合もあった。そのたびに、選書チームは分類軸を立て直し、選書作業をし直す。豆腐で役者を分ける、[守]の編集稽古さながらだ。

 

 世にないものだからこそ、リアルの場で想定外が現れ、そのつど方向性を調整する。それは松岡正剛校長から課せられたリアル編集稽古であった。


  • 井ノ上シーザー

    編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。バンコク在住、湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。

  • 若手とベテラン 表情にも注目の感門之盟

    午前十時の本楼では感門之盟のリハを実施中だ。 若手司会者の加藤めぐみと上杉公志の表情は、どこまでも固い。   他方、桂大介と白川“らくだ”雅敏は、ベテラン師範の余裕の表情を見せる。特に、白川“らくだ”は「リハー […]

  • 冷酒が飛び散るジンギスカン焼肉屋にて サイエンティスト・迫村勝との対話

    「明日はお好きな場所、時間でいいですよ。なにかご希望は。」 迫村勝(師範・サイエンティスト)からのメールに、井ノ上裕二(師範・会社員)は「お任せします」と返事をした。 長い海外生活を終えた井ノ上が、真っ先に連絡をした先が […]

  • コマス師範代の編集力と不足 44[守]汁講の風景

    神戸から駆けつけた女性と目を合わさない。対話もしない。  19年12月15日、兄弟教室との合同ランチ汁講時の小桝裕己(44[守]トポス清冽教室師範代)は、中華料理を無心に食べる。     前日の伝習座で小桝の […]

  • 冬将軍に防戦した師範代-山本辰之の記録

    「もう、それほど私の残されている時間はありません。次の世代に何を手渡せれるのか?それは、編集学校の『方法』である。それしか無いだろうと確信しています」。  42[守]児雷也教室師範代・山本辰之が決意を表明した。山本は富 […]

  • 上を向いて笑う白川“らくだ” 44[守]伝習座前日の本楼

    「根本的な問いってなにか、ということなんだよね」。   林頭・吉村堅樹が清水優年(44[守]師範)に問いかける。     2019年12月13日の20時45分。44[守]第二回伝習座前日の本楼での光景だ。清水 […]