イシス編集学校と編集工学研究所がコラボレーションするプロジェクトの特徴は、絶妙なスタッフィングにある。2016年1月、近大アカデミックシアターDONDEN選書チームが発足した。ディレクターは学林局・林頭の吉村堅樹、12名のメンバーはプロのマンガ編集者、図書館関係者からマンガマニアまで多彩な顔触れであった。
チームは、約4万冊のマンガ・新書・文庫本の選本に取りかかる。DONDENでは、既存の十進分類法ではなく、新たな分類軸で本棚を構成する。メンバーは、編集方針に従って、歴史からスポーツまで各分野のマンガ・新書・文庫本をリストアップした。
おのずとさまざまなエラーが生じる。例えば、本棚のスペースと本の数量のミスマッチ。選んだ本が入手不可能な場合もあった。そのたびに、選書チームは分類軸を立て直し、選書作業をし直す。豆腐で役者を分ける、[守]の編集稽古さながらだ。
世にないものだからこそ、リアルの場で想定外が現れ、そのつど方向性を調整する。それは松岡正剛校長から課せられたリアル編集稽古であった。
井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
「わたしは玉ねぎだ。むいてもむいても型が崩れない。使い勝手も効用もよい。甘みもあるが泣かすこともある」。 厳寒の2020年1月17日、オンライン汁講での自己紹介コーナーでの上田正三さん(46[守]かりぐらジ […]
ニューヨーク・ポスト紙は、2020年12月12日付の記事で「2020年のニューヨークでのUFO目撃情報は、3年前の3倍近くとなった」と報じた。 この事態について、迫村勝([破]師範)は次のように述べている。 […]
千悩千冊0009夜★「編集技法の『アケフセ』の使い方がわかりません」40代女性より
編集学校ヒトケタ世代の師範さん(40代女性)のご相談: 編集学校歴20年になろうという今、誰にも言えなかった悩みをカミングアウトします。最もポピュラーな編集技法のアケフセ、あれの使い方がわかりません。どうしても伏せておく […]
千悩千冊0008夜★「『無欲になりたい』という欲望に悩んでいます」40代男性より
ヨシダシゲルさん(40代男性)のご相談: 大日本武徳会創始者による合気道口伝書を師匠とともに解読している最中の私ですが、「無欲」を求めています。「無欲になりたいと願うこと自体が、最大の欲望だ」というジレンマに悩みは深まる […]
千悩千冊0007夜★「留学中の息子が食事をきちんととりません」 40代女性より
エピクロスさん(40代女性)のご相談: 「寝食を忘れて」もよいのはいつからでしょう?留学中の息子が低血圧と選好みで寮の食事をきちんととらないらしく、結果学業にも支障が出ているのではと英国人の寮父から言われました。とはいえ […]
NEWS新着記事
PICK UPピックアップ記事