「あらゆる情報は既に編集を終えようするところに向かっている。そこに抵抗をしている」
この松岡正剛校長の言葉に呼応し、2019年8月10日、うちなー初となるエディットツアーでは「沖縄を編集する!」をテーマに掲げた。
まずはウォームアップ。参加者はお菓子に喩えて自己紹介する。今までとは違うわたしへと着替えていくことがお題の意図だ。宝石いっぱいのフルーツタルトや裏表のないタルトタタンなど、10のお菓子が登場した。「これも実は編集です。みなさんは無意識のうちに既に編集をしているんですね」とナビゲーターの上杉公志師範代。
次は視点を広げ、この会場に「あるもの」と「ないもの」を、それぞれ1分ほどで書き出していく。会場のMaxplusは、ワンフロアすべてがカラフルな家具や照明で満ちたインテリア空間。外間いち子師範代が場を提供した。
同じ空間にいても、回答の抽象度や発想のプロセスは人さまざま。机や椅子の素材や色に着目する人もいれば、まとめて「家具」にグルーピングして全体をつかもうとする人もいる。注意のカーソルの使い方も、天井から床へと垂直に移動したり、自分自身から円を描くように広げる方法もある。
回答をペアで比較することで、自分の見方を発見できる。「一人ひとりに思考のクセがあります」。フィルターを設定し、それを意識的に切り替えていくことで、既知の空間を再編集していく。
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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