『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
「編集学校のウチソトを自在にまたぐ編集力」。2019年9月7日、第70回感門之盟の「CAST師範ジャンクション」のコーナーで、鈴木康代[守]学匠はISIS FESTAへの想いを語った。
もともとは仙台と福島のみのエディットツアーを想定していた。その鈴木を焚き付けたのは吉村堅樹林頭の一言だ。「それなら、全国でパァッとツアーを打ち上げませんか?」。6月1日の深夜2時、[守]伝習座後のことだった。
ここからが高速だった。大阪には山根尚子師範がいる。札幌には岩野範昭師範、広島には浦澤美穂師範、福岡には石井梨香師範がいる。鈴木が訊ねると全員から快諾の返事がきた。即答だった。さらに金沢、東京の豪徳寺と三軒茶屋、名古屋、沖縄の師範陣からも協力を得て、数日後には3日間にわたる全国12か所でのツアーが決定していた。
とはいえ全て順調だったわけではない。鈴木を含め、各地の師範の多くがリアルツアー経験がなかった。当然、学林局スタッフだけでは人手が足らない。そこで立ち上がったのが実香連をはじめとするツアー経験者である。福島には池澤祐子師範、広島には桂大介師範、沖縄には上杉公志師範代が手を挙げ、これで準備は整った。
各地で打ち上がったツアーの景色を鈴木は振り返る。「たとえば福島の『さすけねぇ』に似た方言が沖縄にもある。『なんくるないさ』。別々の地域がやわらかく繋がっていく。こうした対角線を次々に結んでいくことで、イシスの群島的な姿が浮かび上がってきた」。
2020年2月の第二回エディットツアースペシャルに向けた準備もすでに始まっている。感門之盟翌日の[守]師範会議では、[破]や花伝所のボードメンバーとも連携し、青森や熊本をはじめとする開催都市の追加が決まった。
千夜千冊の1717夜『ライティング・スペース』の一節を援用しつつ、鈴木は今後の意気込みを語る。「すぐれてノーマッドでリゾームなもの、多分に創発的で相互触発的なもの、かつ複合ネットワーク的でベンチャー的なもの。そこを目指したい」。
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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2026-03-19
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目玉入道、参上。
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2026-03-10
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