「未知奥でも声文会をやってみたら」。松岡正剛校長の問いかけが発端だ。森由佳(2[離])が呼応し、「未知奥声文会」の発足を呼びかけた。
「声文会」とは[離]の退院者が集う場。イシスの各拠点で結社のように集まり、議論を交しあう。手すりは、松岡校長書き下ろしの「文巻」である。
2017年12月、東北ゆかりのメンバーが顔を合わせた。第一回未知奥声文会では、文巻と東北を重ね、古代ギリシャと未知奥を重ね合わせた。結果は上々。「禅機が動いていくようでした」と森はふり返る。
未知奥声文会は、二回目からネット中継を採用した。場所の制約がなく、出入りも自由。大らかな気風が醸成される。継続の秘訣は、終了するそばから次回の日程を決める周到さだ。「東北を概念工事していこう」。森の未知奥編集計画は、東北らしいねばり強さで歩みを進めている。
井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。バンコク在住、湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
師範代の悩みを聞きいれ、信頼を得ながら才能を最大限に引き上げる。本業はスポーツ新聞の紙面編集、趣味は陶芸。その温厚な人柄で「仙人」ともよばれる景山和浩。師範登板は今回の44[守]で12回目、番匠登板経験も5回というイシ […]
「ふと、夕暮れ時に人気を避けたくなる。そんな時は一人で郊外のお寺に向かう」。鈴木康代(8[離])が告白する。2018年10月、第11回未知奥声文会で「境界体験」を語り合った時のことであった。 「羅漢像が […]
開講1カ月後と、異例なタイミングの汁講であった。企画者は、イシス若手ホープとのよび声も高い44[守]師範代・華岡晃生。“ドクター・カ ーソル”とい う教室名の通り、職業は金沢在住の研修医。高速な頭の回転とアフォーダンス […]
「読書はどのような行為に似ているか」。2019年7月の第19回未知奥声文会であがった話題だ。「セックスかスパーリングのようなものっすね」と井ノ上裕二(6[離])が口火を切った。 井ノ上は「イシスでは最近 […]
2019年9月1日、「ビジネスと編集」をテーマにイシス関係者が集まった。企業の人事開発と組織変革の専門家・奥本英宏([花]師範)、マーケティングアドバイザー・松原朋子(「遊刊 エディスト」デスク)、長年にわたり海外ビジ […]
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