エディスト・クロニクル 2019 Movie #03 離ユニオンと出世魚

2019/12/31(火)17:00
img POSTedit

 13[離]退院式は、これまでの千離衆も集う離ユニオン(Reunion)となった。13離衆の退院を祝いながらも、あの時の苦み、恋情、そしてZESTが季を超えて会場で交じり合う。

 

 秋になると井ノ上裕二、和田めぐみ(44[守])、相部礼子(43[破])が初番匠として登板。来年開講を迎える多読ジムでは、大音美弥子に「冊匠」、金宗代に「代将」のロール名が与えられ、43[破]からは、[守]の教室名が出世魚する新たなシステムが導入された。ロールが変わり、ロールが生まれ、教室名が成長する。あと数時間で迎える新年とともに遊刊エディストも新たな企画、連載が始まる。

 

 『千夜千冊エディション 編集力』を携えて、2020年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 


2019年 エディスト・クロニクル(9月~12月)


凡例

●:編集学校イベント

◎:千夜千冊、松岡校長著書

○:国内外のニュース

 

●09.28 44[守]43[破] 伝習座1

○10.01 消費税10%スタート

○10.02 北朝鮮、新型SLBM発射

◎10.07 1721夜『パパは楽しい躁うつ病』北杜夫・斎藤由香

○10.09 ノーベル化学賞・吉野彰氏受賞

○10.12 台風19号上陸

○10.22 天皇陛下、即位礼正殿の儀

◎10.18 1722夜『山県有朋』半藤一利

◎10.24 千夜千冊エディション『観念と革命 西の世界観II』(角川ソフィア文庫)

◎10.25 1723夜『心を名づけること(上・下)』カート・ダンジガー

●10.26 32[花] 入伝式

○10.31 沖縄・首里城焼失

◎11.03 1724夜『うつと気分障害』岡田尊司

●11.09 13[離] 退院式

○11.10 祝賀御列の儀 天皇皇后両陛下パレード

●11.16 [物語]12綴 蒐譚場

◎11.16 1725夜『ぼく自身のための広告(上・下)』ノーマン・メイラー

●11.23 43[破] 伝習座2

○11.23 ローマ教皇38年ぶり来日

◎11.28 1726夜『事大主義』室井康成

●11.30 第3回 師範IS&IS講

●12.04 アルス・コンビナトリア「興」vol.01

●12.14 44[守] 伝習座2

◎12.18 1727夜『思想課題としてのアジア 基軸・連鎖・投企』山室信一

●12.20 本〆會

◎12.22 1728夜『アジア英雄伝』坪内隆彦

◎12.24 千夜千冊エディション『編集力』(角川ソフィア文庫)

◎12.30 1729夜『牝猫ムルの人生観』E・T・A・ホフマン

 

 

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

1~3件/3件

若林牧子

2025-07-02

 連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。